貼り紙されたら負け@那覇バスターミナル
一見良さそうなユーザーインターフェイスなのに、どうにも使いづらい。お客様から質問が多く飛んでくるので仕方なくテプラなり貼り紙で対処。この現象、あちこちで見かけます。「テプラ貼られたら負け」で検索すると、記事が山のように出てきます。
新規開業した那覇バスターミナルは案内板も新しくなり、一見わかりやすくなったように見えるのですが、実際に利用してみるとまだまだわかりにくい。昨日行ったらこんな貼り紙がありました。
リムジンバス案内の問題
下の貼り紙から察するに、ここがリムジンバス乗り場であるとは中華系・韓国の観光客にはわからなかったのでしょう。カタカナでリムジンと書かれても読めませんよね。
(豪華
(貼り紙部分を拡大。照明のせいで色がおかしかったので、両方とも補正をかけてあります)
問題は上の貼り紙にあります。現在位置とリムジンバス発券所の位置が示されています。実は、このリムジンバスは他の路線バスと違って乗る前に乗車券を買う必要があります※1。全席座席指定です。乗車券を持たずに乗ろうとするお客さんのために、どこで乗車券を売っているのかを図示したかったのでしょう。
しかし、この貼り紙では「ここで乗車券が買える・買わないといけない」というもっとも大事な情報が抜けています。かろうじて上の貼り紙の日本語部分には「発券所」とありますが、英語・韓国語・中国語では単に「リムジンバス事務所」と書かれているだけです。
通常の路線バスとリムジンをどう見分けるかも難問です。時刻表でも実際のバスにも「リムジン」としか書かれていません。特別な路線番号を振った方がわかりやすいかもしれません。
次の写真はバス乗り場にある電光掲示板ですが、路線表記が中国語になっても上の路線番号は「リムジン」「カヌチャシャトル」のままです(しかも半角フォント)。路線の途中バス停表示も日本語だし、色々と中途半端です。
どうすれば良かったのか?
下記のことを箇条書きするぐらいでしょうか。各国語で書くと煩雑になるので、詳細はQRコードでWebに飛ばすのかなあ。スペースが足りないので難しいとは思います。
- リムジンバスとは何か? (本島中北部エリアの主要リゾートホテルへ行くバス)
- 事前に乗車券を買う必要がある
- 乗車券は事務所で買える(地図表示)
カヌチャシャトルバスも同様の問題を抱えていて、上記貼り紙の下に日本語で貼り紙されています。こちらも合わせて案内した方が良さそうなのですが、バス会社が違うので貼り紙も別々なんだよな。困ったものです。
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