バスなびで見つけた不思議なバス停(1) – 志喜屋・志喜屋入口
バスなびのデータがおかしい件、@maijun2 さんにより糸満ロータリーの現地報告が行われました。バスなび上では7〜8つあるバス停が実際には6つしかない、地元民でもどれがどのバス停になるのかわからないとのこと。
バスなびのデータをあれこれ調べてみると、糸満ロータリー以外でも混乱を招きそうなデータがいくつか見つかりましたので報告します。地元の方にレポートしていただけるとうれしい。
志喜屋・志喜屋入口
南城市(旧知念村)志喜屋にあるバス停です。ものすごくわかりにくいので、先にバスマップ沖縄の路線図を見てみましょう。38番志喜屋線と53番志喜屋線船越経由が通っています。バスは集落内を一方向に回るように運行しているため、バス停は道路の片側だけにあります。志喜屋入口バス停が2つ、志喜屋バス停が3つ存在します。
下図はバス停位置にGoogleストリートビューのバス停表示を貼り付けた図です。バスマップの記述通り、志喜屋入口が2箇所、志喜屋が3箇所あります。バス停の行き先表記に同じ名前が出てきて、知らない人ならこれだけでも混乱しそう。
1箇所、行き先に「上田」と書かれていますが、これ「下田」じゃないかなあ?
下表はバスなびの検索結果です。志喜屋入口が4つ、志喜屋が2つ、志喜屋+数字が各2つ、合計12個の検索結果が出てきます。同名のバス停が同じ路線に複数回出現しますので、なんらかの方法で区別しないといけないのですが、うまい方法がなかったのでしょう。さすがにこれはデータ作成担当者に同情します。
下図はバスなびのバス停名の地図上での位置です。物理的なバス停は5つあるようですが、バスなび上では4つしか見つかりません。親川商店近くのバス停が消えているようです。
53番の通過バス停です。志喜屋→志喜屋入口→志喜屋→志喜屋と通るのですよね。バス内のアナウンスを聞いてみたい。
バスマップ沖縄の記述と通過バス停を突き合わせると、正しいデータは下図のようになると思われます。53番の経路に出てくる志喜屋入口の位置を間違えたために、玉突きでそれ以降のバス停がずれてしまい、志喜屋3が存在しなくなったのでしょう。
しかしこれは、(繰り返しになりますが)データ作成担当者に同情します。
どうすればいいのか?
バスなびのバス停位置の混乱を修正して、同一バスの分裂を無くせば、現状よりはマシになるとは思います。同じ名前バス停が同一路線に出現するので、バスなび上は名前を区別する必要があるのが悩みどころ。バス停表記を直すにしてもバスなびのように志喜屋+数字とするか、近所の商店名を付加するぐらいでしょうか。
同名のバス停が複数あっても地元の方はたぶん困らないのだろうなあ。外部の人がバス路線検索を使う場合はものすごく悩むだろうけど……
これ、どう解決したらいいのだろうか?
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