バス停に一連番号(枝番)が欲しい (6)

2017/08/11沖縄のバス

今回はおもろまち駅前広場の例です。こちらも枝番の問題ではなく同一バス停の分裂・幽霊問題ですが、このタイトルで続けます。

前回記事:バス停に一連番号(枝番)が欲しい (5)

おもろまち駅前広場

米軍基地が解放されて、20世紀終わり頃に開発された那覇新都心(おもろまち)。開発時期が新しいためインフラも整っていて、駅前にはバスターミナルも作られました。ここを発着するバスも徐々に増えて、便利な場所になっています。さて、この広場から発車するバスを検索してみましょう。

おもろまち駅前広場には3つの乗車バス停があり、それぞれ1,2,3と番号が振られています。それとは別に降車専用バス停もあります。

まず、“おもろまち駅前広場”をPC版バスなびで検索すると6つのバス停が表示されます。

携帯版では5つになります。これはライカムで見た“同名バス停が消えてしまう”問題ですね。おもろまち駅前広場(終点)は228番のみに紐づけられているので、おもろまちを終点とする検索を行っても4・6・13・223・227・263は表示されません。

現実のバス停と合わてみました。乗車バス停番号と名称が一致していないので、隔靴掻痒の感があります。B・Fが那覇バス、Cがそれ以外の会社に分けられているようです。

A

終点

おもろまち駅前広場
B

3

おもろまち駅前広場(安謝小学校方面行き)
C

1,2

おもろまち駅前広場(浦添・バイパス向け)
D

終点

おもろまち駅前広場(終点)
E

終点

おもろまち駅前広場(終点)
F

3

おもろまち駅前広場(崇元寺経由・那覇BT方面行き)

浦添・バイパス向けとは?

那覇バス以外の路線を便宜上この名前にしているようです。おもろまち駅前広場(浦添・バイパス向け)を出発停留所に選ぶと、以下の路線が検索できます。このうち200・235番は浦添もバイパスも通りません。8番は浦添には行かずバイパスは横切りますが、これをバイパス向けとは普通言わないでしょう。

8:首里城下町線
200:糸満おもろまち線
223:具志川おもろまち線
227:屋慶名(やけな)おもろまち線
228:読谷(よみたん)おもろまち線(共同運行)
235:志多伯(したはく)おもろまち線
263:謝苅(じゃーがる)おもろまち線

崇元寺経由・那覇BT方面行きとは?

おもろまち駅前広場(崇元寺(そうげんじ)経由・那覇BT方面行き)を出発停留所に選ぶと、以下の路線が検索できます。13番は崇元寺も那覇バスターミナルも通りません。6番は崇元寺を経由しません。これらの路線を崇元寺経由・那覇BT行きと呼ぶのは変ですね。

4:新川(あらかわ)おもろまち線
6:那覇おもろまち線
10:牧志新都心線
13:石嶺おもろまち線

何が問題なのか?

利用者にとっては同一視して検索したいバス停が、よくわからない基準(運行会社など)で分割されていることが問題です。意味もなく分割してしまったので、仕方なく名前を付けて識別しているのですが、その名前が実態に合っていないため、単に利用者を混乱させているだけです。しかも名前が重複していることを確認していないので、携帯版では検索できない幽霊バス停が発生しています。

これらのバス停は始点・終点とも分割せずに検索した方が利便性は向上すると思います。検索結果として1,2,3の乗車バス停番号があればなお良いです。

続きとリンク

続き: バス停に一連番号(枝番)が欲しい (結論)

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Posted by ず@沖縄