バス停に一連番号(枝番)が欲しい (1)
最近の沖縄は海外からの観光客がかなり増え、バス停で困っている姿を見かけることも多くなりました。慣れない海外だから迷っているのだろうと思っていたのですが、よーく観察&考察してみると、バス停の表示自体が人を迷わせるようにできているのだと気がつきました。実は私も迷ったことがあるぐらい、バス停の表示はわかりにくいのです。
同名のバス停で迷う
ほとんどのバス路線では上り・下りのバス停名称は同一です。バスなび等のアプリを使って乗車バス停がわかっても、道のどちら側のバス停で待てば良いかわからない。どちらから乗っても目的地に行けるけど、片方は非常に大回りになる路線もあったりします。
特に那覇市内はバス路線が網の目のようになっているせいでわかりにくいバス停が多いです。
例:真和志小学校前
ラーメンが美味い“
国土地理院ウェブサイト地図を元に作成
これらのバス停からは下記方向のバスに乗ることができます。“通堂”で食事を終えた観光客が次に識名園に行くには、目の前のバス停Bではなく、道を渡ってAに行く必要があります。
A | 14番:左折して真和志支所方面、2,4番:直進して識名園方面、35,40番:右折して沖縄大学方面 |
B | 全て:与儀公園〜開南向け |
C | 6番:直進して真和志支所方面、35,40番:左折して与儀公園〜開南向け |
D | 全て:沖縄大学向け |
下の写真は、ラーメン屋(通堂)前のバス停Bの表示です。一見すると“県立看護大学前➡︎寄宮中学校・寄宮売店前”と書かれているように見えますが、そうではありません。双方向の矢印の左側が薄れて、右向きになっているように見えるのです。ここでバスに乗ると必ず県立看護大前に向かいますので、そもそも矢印を双方向にする意味があるとは思えません。
また、“寄宮売店前”のバス停はずいぶん前に名前が変更されています。現在は“寄宮”です。
下の写真はバス停Aの表示。こちらも意味もなく双方向矢印です。また、左側の行き先が寄宮中校前しか書かれていないのですが、実際には真和志支所・寄宮にも行けます。
この状態では、バス停Bの前で迷うのも当たり前でしょう。土地勘のある人でないとバスに乗れない状態です。
バスなびを使っても迷う。絶対に
では事前にバスなびで検索してみましょう。真和志小学校前で検索すると以下の4つがヒットします。さて、どれがどのバス停かわかりますか?
正解は以下の通り。わかるかこんなの! バスなびに書かれているカッコ書きが実際のバス停には書かれてないのも難易度を高めています。
真和志小学校前(寄宮向け) | A |
真和志小学校前(寄宮中学校向け) | D |
真和志小学校前(真和志支所向け) | C |
真和志小学校前(与儀向け) | B |
“真和志小学校前(寄宮向け)”のバス停に貼られている時刻表には“【真和志小学校前】 (識名・繁多川方面)”と書かれています。すごいでしょ?
改善するには?
同名のバス停が存在していて、それが区別できないのが問題です。上り線・下り線で違うバス停名を付けるわけにもいかないと思いますので、バス停名に枝番を振るのが良いと思います。上記の例のA・B・C・Dのように。
バス停に枝番を付けて現地の標識とアプリに反映するだけで、多くの人が救われるように思います。
続きとリンク
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (1) (真和志小学校前)
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (2) (安里)
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (3) (県庁北口・パレット前)
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (4) (与儀十字路)
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (5) (ライカム)
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (6) (おもろまち駅前広場)
- バス停に一連番号(枝番)が欲しい (結論)
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