SARS-COV-2, COVID-19 関連情報メモ(2020年3月23日時点)

2020/03/23感染症

2020年3月20日から22日までの三連休の間に世間の空気がすっかり変わってしまった。オリンピックの時期は再考されることになり(たぶん中止)、大都市圏の外出禁止(ロックダウン)の可能性も出てきた。空気を変えた(と私が思う)情報について、とりあえずメモっておく。

ちなみに私は医療とか感染症とかには素人なので鵜呑みにしないでください。情報源は示していますので、各自で考えてください。

目次

吉村大阪府知事の発言の変化(2020/3/19-)

3月19日の昼ごろは、ライブハウス関連の集団感染の集結宣言が出て、自粛解除の雰囲気に。3週間近くも閉じこもっていたわけだし、そろそろ外出したくなるのも当然だろう。これは沖縄も同じだった。

不要不急の外出は避けるようにという話もあったが、受け取る方は「いつものね」という感じだったと思う。



これが18時半の記者会見で突然「大阪~兵庫間 不要不急の往来自粛」を発表。やるなら、「大阪・神戸」とその他の間の往来自粛だろうとツッコミが入る(事実その通りであった)。
このミスは痛かったと思う。もっと危機感を持って受け止めないといけない情報が、「何言ってんだ?」という空気に。

3月16日夜に「オーバーシュート」会見があったが、これでも怖さが全然伝わってなかった感がある。具体的な予測人数なかったし。
(よく読むと必要な情報は載っているのだが……)


翌20日に記者会見の元になった資料が公開される(大阪府・兵庫県における緊急対策の提案(案) [PDFファイル/883KB])。



この中で、何もしなければ2週間で感染爆発し医療崩壊を招くという予測が示される。


予測の元になった資料は?

たぶんこれ(都道府県ごとのシミュレーションによる検討 – COVID-19情報共有 — COVID19-Information sharing)。3月21日版となっているが、岩田先生は3月18日にTweetしているのでもっと前の版もあるのだろう。たぶん、それが大阪府などに渡された資料の元だと思う。



このサイトでは感染爆発を起こさないためには、直接接触頻度をどれぐらい減らす必要があるかがシミュレートされている。

大阪の場合15%、兵庫の場合9%直接接触頻度を減らす必要がある。15%減らすのではなく、85%減らして15%にしなければならない。医療・食糧などのインフラ部分を稼働させるとすれば、それ以外の人は全員外出禁止にする必要があるだろうと私でも想像できる恐ろしい数値だ。


週明けの激動(2020/3/22-)

この文書の持つ恐ろしさがあちこちを揺さぶったようで、週明けになって各地で動きが生じている。

まずは医療施設の確保。観光客が来なくなったホテルを使ったら?という案は誰でも思いつくのだが、そのような案も含めて動きがあった。

そして、ついに語られる「首都封鎖」。封鎖と言っても出入りを止めるのではなく外出禁止(ロックダウン)の形になるだろう。



いつ封鎖されるかわからない都市でオリンピックなぞ開催できないので、当然のように中止の空気に。連休前とは大違いだ。


いままで噂されていたことがバタバタと進みだす。切羽詰まると節操なく方向転換できるのは日本の強みであり弱みでもある。


その他資料

現状の把握

ピークカット戦略は何を生むのか。

さまざまなシミュレーション。

封鎖の効果

物量(金の力)で殴るのは正しい方法だと思う。

中国はレンドリースからのマーシャルプランを狙っている?

ちなみに国内のマスク生産数は平年で55億枚ほど(輸入含む)。日本生産だけだと11億枚。1億人が1日1枚使うとすぐに枯渇する。政府は「3月は月6億枚超(うち国産が約7割)」と豪語しているが、これも1人1枚使うと1週間も持たない。

COVID-19の怖さについて。

その他

以上。資料は思い出したら追加するかも。勉強のため感染症は実在しないJ-IDEO+ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を注文してみたが、無事に届くだろうか。それすら心配になるぐらいの変化であったと思う。

感染症

Posted by ず@沖縄