沖縄女子高制服図鑑を探して(4) 週刊レキオ編3

2016/09/04昔話, 沖縄, 沖縄女子校制服図鑑

沖縄女子高制服図鑑を探して(3) 週刊レキオ編2の続きです。週刊レキオの連載「おきなわ女子制服ノート」からの紹介です。

番外編その2

「規則やぶりといえばいえば……まずスカートを伸ばすこと!」。そんな時代がありました。昭和末期のころ。
バブル期あたりからミニスカートになったように思います。

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週刊レキオ 第105号 1987年4月3日 P.18

りゅうちゃんクラブのアンケートでも年代によっておしゃれなスカート丈が違っていたことが伺えます。

アンケート結果「学校の制服」
2011年03月09日
(中略)
「スカート丈をつめる」(30代女性)、「長いスカートが流行りで、上着を短くしてスカートを長くしてました」(40代女性)

スカート丈が長いといえば女番長(スケバン)。スケバン刑事の連載が1975年12月〜1982年11月、TV放映が1985年〜1987年。下のDVDパッケージのようにスカートを伸ばした女子学生が実際に居ました。

今は存在しない制服(女子短大付属高校)

嘉数女子学園沖縄女子短期大学附属高等学校(1966※1-2009※2)。
受験者数減少のため閉校。沖縄高校(現沖縄尚学高校)も嘉数学園でしたが、両方とも無くなってしまいました。

※1 伝統と歴史 | 沖縄女子短期大学 受験生応援サイト -白ゆりナビ-
※2 沖女短付属高が閉校 報恩幼稚園は一時休園 – 琉球新報(2009年4月6日)

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週刊レキオ 第86号 1986年11月21日

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週刊レキオ 第111号 1987年5月15日 P.10

今は存在しない制服(真和志高校)

1967年開校し50周年になる真和志高校。1998年に制服が廃止されました。廃止されてもう20年近くになるのですね。

「真和志高校は新年度から、従来の学年制から、単位取得による卒業認定、二学期制、進学・個性伸長コースなどを導入し、これまでにない新しい高校へと生まれ変わる。制服廃止もその一環」※1とのこと。

制服は廃止されましたが女子学生は「なんちゃって制服」を着ていたりします。あれはどこで買ってくるのだろうか。
(追記: はてなブックマークでコメントいただきました※2。「女子も男子も市販で売ってるものor制服お直し屋で古着を買ってきます」とのことです。)

※1 県内で初、真和志高が制服廃止 – 琉球新報(1998年3月5日)
※2 [B! 沖縄] 沖縄女子高制服図鑑を探して(4) 週刊レキオ編3 | ず@沖縄

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週刊レキオ 第155号 1988年3月18日 P.10

下記写真、真和志高校制服姿の女子学生となっていますがリボンの大きさが違うような。前回のコザ高校のように制服がマイナーチェンジしたのでしょうか?

この写真は撮影日時不明となっていますが那覇まちのたね通信 | 交通法変更(730)/変更前の三越前と同じ1978年だと思われますので、レキオ記事とは10年近い差があります。

撮影日時:不明 / 所有者:那覇市歴史博物館
沖縄三越と真和志高校制服姿の女子学生
配信元:那覇まちのたね通信
事業主体:NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム・地域情報エージェント株式会社

(この写真のスカート丈も現在の目から見ると長めに見えますね)


追記: コメントにて作者の渚美鈴さんから「三越前の写真の女子生徒は、豊見城高校の生徒と思われます」との情報をいただきました。確認したところ確かにそのようです。那覇市歴史博物館の写真(那覇(国際通り)/沖縄三越)には真和志高校の文字はないので、どこで間違いが発生したのだろうか?

レキオ編もう少し続きます

「おきなわ女子制服ノート」は2年以上続いた連載。興味深い記事も多いので、もう少し紹介したいと思います。

レキオの発行元である琉球新報は過去記事を残しているので、このような記事を書くときに大変役立ちます。感謝。

続き: 沖縄女子高制服図鑑を探して(5) 週刊レキオ編4 | ず@沖縄