読売新聞の部数が半年で急減という記事について
(このサイト、ヘッダ・フッタ部分の問い合わせ先などが全てリンク切れだ)
結論から言えば、例年以上に部数は減ってるけど比較の起点を11月にするのは印象操作だと思う。
(2014年6月18日追記:上記リンク先記事が消えています。何があったのでしょう。 8月30日追記:記事復活してますね)
読売新聞は発行部数1000万部に妙な拘りがある
読売新聞曰く “イギリスの「ギネスブック」が認定した世界一の発行部数を誇り、日本を代表する高級紙です。 発行部数監査機関である日本ABC協会の報告では、2013年11月の朝刊部数は全国で1000万7440部で、全国紙第2位の新聞に約247万部、第3位紙に約667万部という大差をつけています”とのこと。2013年11月の部数であることに注意。
- 読売・内山社長「私は1000万部体制にこだわり続ける」 – edgefirstのブログ(2011/01/17)
新聞部数についてはedgefirstさんのブログを読むべし
さて、先ほどの読売新聞社の公称部数は2013年11月の部数。識者であるedgefirstさんのブログから、近年の動向を抜き出してみよう。
例年11月に無理して1000万部の数字を作っていることは明らかだ。
- 読売新聞、11月ABC部数で1000万部回復 震災以来8カ月ぶり – edgefirstのブログ(2011/12/24)
- 読売新聞、再び1000万部回復 年1回の恒例化か – edgefirstのブログ(2012/12/20)
- 読売新聞、恒例の1000万部回復 2年連続で達成 – edgefirstのブログ(2013/12/27)
この部数増は相当の無理を伴っているようで、当然のようにその後は大幅な反動減が発生している。新聞部数が長期低落傾向にあるにもかかわらず無理して1000万部を維持したために、反動が年々きつくなっている。
- 読売、案の定1カ月で1000万部割れ 前年同月比でも3万部減 – edgefirstのブログ(2013/01/19)
- 読売新聞が前月比24万部減 1000万部を大きく割り込む – edgefirstのブログ(2014/02/03)
確かに今年は例年以上に落ち込んでいるのは事実だが、比較の起点を特異値である11月にするのはおかしいよね。前年同月比だと煽れなかったので11月比にしたのだろうか。
(実際、例によってデマ垂れ流しサイトがそのまま記事にしてるし)
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