琉大保健学科ホメオパシー騒動の教科書を見てきたよ
追記:この教科書の内容を詳細に書いてくださった方がいらっしゃいます。「琉球大学の問題で話題になった代替医療の本」 (火薬と鋼)、「琉球大医学部のホメオパシーの講義に使われた(と思われる)教科書を読む」(Not so open-minded that our brains drop out.)。ぜひご一読を。
いつものように、ふらっと ジュンク堂(左写真)に寄って、2Fの科学書をチェックしてるときにピキーンと閃きましたですよ。もしかして、ここなら例のあの本あるんじゃないかって。
書籍のタイトル(看護のための最新医学講座)を覚えてなかったので、ソフトバンクの電波が入るところまで移動して昨日の記事を見直して、書籍検索端末(これ便利だよね)で2F看護の棚にあることを確認。探したら下の方にありました(左写真)。さすがはジュンク堂。
看護だけでもすげーたくさん本があるんですよねえ。これ読まないといけないんだから医療関係者って大変だと思う。
ということで、早速、ホメオパシー関連の章をざざっと確認……orz….これダメじゃん。マジにこれをテキストにしてたの、ってレベル。これ宣伝だろ? いやー、まさか医学講座にこんなのが載ってるとは。次に章末の著者を確認。由井寅子…..orz…. 俺でも知ってるよ、この人….
これだけ立派そうなテキストに宣伝を書かれてたら信じても無理は無いですよ。これは被害甚大だろうなあ…
ということで、琉球大学が講座を来年から削除するのは大正解。過去の受講生にも連絡して訂正しないとまずいだろレベルですね、これは。地元紙でもきちんと続報して欲しいですね。
(そうそう。この教科書を確認できたのは、琉球新報が書名を書いてくれたおかげです。感謝)
追記:twitterで聞かれたQ&A
- Q. うわーこれはアウトっぽくないか? A. 私見ではアウトもアウトです。
- Q. 「宣伝」ってのがどれくらいか,ですねー。 A. えー、ホメオパシー業界による「原理」が数ページに渡ってカラー図解入りで書かれてるレベルです。ぜひご一読を(笑)
- Q. 「日野原 重明」監修、でホメオパシーにお墨付きをつけた教科書なわけですか? A. そうなんですよ。あれなら間違いなく騙されます。カラーで立派なテキストだし。
さらに追記:琉大OPACで、検索したら当該書籍は「貸出中 : 返却期限 : 2010/10/13」でした。確認で、てんやわんやなんだろうなあ…
今 気が付いたけど、この記事の下のAdsenseの広告がモロにホメオパシーですね…orz…
- 医学部ではどこにでも置いてあるような図書… http://bit.ly/aDNvB2(@ceekzさん) (リンク先 要参照)
- 医学の教科書の体裁を取ってる中でこれはマズいと思う… (@dokotonakuさん)
- やる夫で学ぶホメオパシー1(Not so open-minded that our brains drop out.)
- 獣医療における「ホメオパシー」対応の考え方 (日本獣医師会、日本獣医学会)
- 追記:この教科書の内容を詳細に書いてくださった方がいらっしゃいます。「琉球大学の問題で話題になった代替医療の本」 (火薬と鋼)。「琉球大医学部のホメオパシーの講義に使われた(と思われる)教科書を読む」(Not so open-minded that our brains drop out.)。ぜひご一読を。
- 意外なほど滲透しているホメオパシーの現状とは(ぐり研ブログ)
- ホメオパシーをめぐって(1) 菊池誠 (SYNODOS JOURNAL)
- 「ホメオパシー」問題を考える (asahi.com WEB RONZA)
くち直しに他のフロアをふらふら探索して見つけたのが、左写真のプラモランド。大人のプラモランド VOL.0 サンダーバード2号。いきなり2号かよ、と、ツボを突かれました。財布と相談して購入は今回は見送り。でも欲しい…
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