[格安スマートウォッチ比較]F07 Waterproof Smart Bracelet を買いました

2018/07/17ガジェット

スマートバンドと呼ばれるジャンルの製品がある。腕時計型で脈拍数や血圧などが測れる製品で、現在進化中のジャンルである。Apple Watch などのスマートウォッチと呼ばれる製品に比べるとできることが少ないのだが、毎月のように進歩していてそのうち追いついてしまうのではないかと思うぐらいだ。

スマートバンドはスマートウォッチに比べると格安に売られている。Apple Watchが安くても3万円台なのに、スマートバンドは$10以下で買えるものもある。ついうっかりポチってしまう。

いくつかスマートバンドを購入・比較してみて、何を基準に買えば後悔しないかがわかってきた。参考のため記事にまとめておきます。






どこで買ったら良い?

私はaliexpress.comから買っています。Amazonでも同じ商品を売っていたりしますが、総じて値段が高い。今回買ったF07はAliexpressでは$19.38(送料込み)でしたが、Amazonでは3699円(送料別)で売られています。gearbest.com も少し高い。
(トラブル対応などの安心感とお値段のトレードオフという面もあるので、安ければいいというわけでもないのが難しいところです)

スマートバンド4機種の機能比較

私が買ったスマートバンドを比較してみます。どれも10ドル台です。

睡眠時間監視、移動距離記録、運動時の心拍数チェックはどのスマートバンドにも含まれています。

Xiaomi Mi Band 1SX9 SPORTF1 Smart BandF07 Waterproof
価格(送料込み)1086円$15.59$13.592184円
時計機能×
心拍数
血圧×
血中酸素濃度×
時刻アラーム×
着信通知××
SMS××
Facebook××
Twitter×××
Line××
その他通知××wechat,QQ,Weibo,
WhatsApp,KakaoTalk
wechat,QQ,WhatsApp
アプリMi FitDroiHealthWearFitiband

機能だけを比べると Mi Bnad 1S はダメダメに見えるのですが、この機種は液晶表示がないので電池が長持ちし、誤操作に強いです。他の液晶表示付きの製品は数日で電池切れになるし、寝ている間にいつのまにか画面を押していて変なモードに入り込んでいたりします。結局、寝るときは外したほうが無難なので睡眠時間チェックには使えない……

X9 は血圧・血中酸素濃度が測れるのですが、アプリ側から見る手段がありません。身体データは記録して後から比較できることが大事なので、単体で測れてもあまりメリットないんですよね。
(この手の簡易測定で精度がどれぐらい担保されているのかも謎ですが、変動を見ることができればそれなりに役に立つのです。単体測定ではそれもできない)

着信通知はとても便利

SNSなどにメッセージが飛んできたら振動で通知する着信通知機能は非常に便利です。機種によってはメッセージ本文も見れるので、即座に反応しないといけないメッセージを見落とす危険性が減ります。

この機能も機種によって使い勝手がだいぶ異なります。F07は新しい機種だけあって表示文字数も多いし、最後の通知を見返すことができます。F1は通知はしてくれるのですが文字数は少なく、しかも表示が数秒で消えてしまうので結局スマホを見る必要があります。

(F07にYahoo MyThings経由で天気情報を通知)


通知できるアプリは限られていますので、必要ならIFTTTやMyThingsなどを使ってアプリにメッセージを投げて、それを表示させると便利です。対人では使わない通知専用SNSを使うのも手です。

充電端子をチェックしよう

腕に着けるデバイスですので、防水が必要になります。そのため通常のMicroUSB端子ではなく、独自の充電方法を使っているものがほとんどです。

Mi band 1s は本体をベルトから外して、専用のUSB充電アダプタに装着します。確実ですがちょっと手間がかかります。

X9は磁石式の端子をくっ付けるタイプ。磁石の極性で逆挿しを防ぐ仕組みです。手軽です。衝撃で外れていることがたまにあります。

F1はクリップのように挟み込んで充電します。このクリップが脆弱な作りになっていて1ヶ月で壊れてしまいました。幸い充電クリップだけを売っているところがあったので、現在取り寄せ中。

F07はベルトの中にUSB端子が隠されているタイプです。これが一番便利だけど防水は大丈夫なんだろうか。

買うときの注意点

細かい使い勝手やアプリからどこまで制御できるかは、販売元のページにはほとんど掲載されていません。
文字だけで書かれている機能は難点があるかもしれません。広告写真に載っていることが全てだと思った方が無難です。

YouTubeを機種名で検索するとレビューが載っていることがあります。アプリ名がわかれば、それを事前にインストールすることで何ができて何ができないのか把握できます。特定のSNSの通知機能が必要であればアプリ確認は必須です。

Aliexpressを検索すると、同じ名前の製品がバラバラの価格で売られています。あまりにも安いところはレビューをチェックしてから買うようにしています。10ドル台の製品ですのでダメ元で買っているのですが、今の所はひどい業者に当たったことはありません。

壊れた?と思ったらやるべきこと

どのスマートバンドもバッテリー電圧が低下しすぎたときには保護モード(ULV protection)に入るようです。この状態になると充電端子を繋いでも反応しないので、壊れてしまったと勘違いしそうになります。

保護モードに入ってしまった場合は、充電せずに24時間以上放置し、さらに12時間以上充電します。その後表面を長らく押し続けると復活することがあります。それでも復活しない場合は充電端子が死んでいるか、本当に壊れている可能性があります。

睡眠時にスマートバンドを着けていると、寝返りをうったときなどにボタンが押しっぱなしにされることがあるようで、寝ている間にバッテリーが無くなっていることがあります。下手をすると保護モードに入ってしまって丸1日以上使えなくなることも。睡眠チェック機能は便利なのですが、Mi Band 1S以外では使わない方が無難だと思います。

F07のちょっとした欠点

時計として使ったときの表示がダサいです。アナログ時計モードにした方が良い。Apple Watch とまでは行かなくても、もう少し上品な表示にできなかったのだろうか。
(XiaomiやFitbitのようなブランド品は確実だけど面白みがないんだよね)


それ以外は特に不満なく使えています。今まで使っていたX9/F1は微妙に使いにくかったんだよなー。数ヶ月立つと問題が改善されてるのがさすが中華製というか。古いデバイスでも、ソフトウェアアップデートで改善できそうなものですけど、その値段では手が回らないんだろうな。

スマートバンドの新しい製品は確実に進歩しているので、これから買う方はなるべく新製品を狙った方が良いと思います。
(旧製品を$10以下で買うのも楽しいけど、それは好き者の道楽ですよね……)

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Posted by ず@沖縄