歩道橋に軽自動車が登った場所に行ってみた
先日、歩道橋に軽自動車が進入するという事件がありました。
車、歩道橋立ち往生 運転手、誤って進入 那覇市与儀 https://t.co/i5FLgrEPem
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) March 17, 2017
土地勘がある方ならすぐにわかる場所。与儀十字路にある歩道橋の与儀公園側のスロープです。
どこから進入したのだろう?
スロープ入口にはガードレールがあるので、道路から直接入ることはできません。
ひめゆり通り(330号線)の歩道を通ったか、公園内の道路から来た可能性が考えられます。ただし公園内に入る道路には柵が設けられていて、簡単に入ることはできません。
わざわざ柵を移動してまでは入らないだろうと思っていたら、facebookにて入れる場所があるとの情報が。さっそく行って確認してきました。
経路の写真
県立図書館・かねひでのある十字路から入れるようになっています。写真では侵入されないように柵が置かれていますが、事件前は横によけられていることも多かった。
公園内を流れるガーブ川にかかる橋の手前まで来ました。直進方向・左は柵やチェーンがあって出られません。
橋を渡ってから右折します。ここからは道なりに進みます。
(ここから点字ブロックがありますが、段差や柵などはありません)
桜の咲く川沿いをどんどん進みます。
那覇警察署与儀交番の裏を左折します。
蒸気機関車D51の前を進みます。ここを右折できれば330号線に戻れるのですが、柵があって出られません。
進んでいくと道路が狭くなっています。ここで左側の車椅子・自転車用のスロープを上がったと思われます。
正面の木々の隙間から青い歩道橋が見えます。
公園入口前のミニ広場に来ました。左・直進は明らかに行き止まりに見えますので、ここから右方向(与儀十字路)に曲がったのでしょう。
右折すると目の前は与儀十字路です。ここから左のスロープを上がったのでしょう。狭いスロープなのですが軽自動車ならギリギリ通れそう。
スロープを登ってもガードレールがあるので車道には出られません。ふと左を見ると登れそうなスロープが……
ここを登りきった先で動けなくなったようです。
他の進入経路は?
那覇東郵便局と県立図書館の間の道路も可能性はありますが、普段はチェーンがかかっているのでわざわざ入ったとは考えにくいです。
もう片方の道路も柵と柵の隙間が少し空いているのですが、かなり狭いのでここから入るとも思えません。
ひめゆり通り(330号線)の横断歩道の縁石が低くなっているので、そこから入って歩道走行という手もありそうですが、街路樹のせいで道が狭く、330から入る必然性もないと思われます。
移動経路まとめ
下記のルートで移動したものと思われます。
実際に歩いてみて感じたのですが、いったん公園内に入ってしまうと引き返す以外に出る方法がないのですね。最後にUターンできそうなのはD51を過ぎた自由広場前ですが、そこを越してしまうとバックしないとたぶん出られない。
しかも道が全て行き止まり(柵がある)ため、与儀公園入口(与儀十字路側)まではほぼ一本道です。途中で引き返そうと思いつかなければ、入口までは来てしまうのかなあ。
追記
J-CASTニュースが那覇署と公園管理課に取材しています。概ね、私の推測する経路を通ったと考えられているようです。
「歩道橋には、隣接する与儀公園からでないと入れません。公園内の道路は、入口に車止めがしてあり、一般車は通れなくなっています
(中略)
市の公園管理課では、園路の入口にある3か所の車止めは、普段は施錠しているものの、公園を維持管理するための軽トラックや隣接する沖縄県立図書館の書籍搬入車が入るときは車止めを外しているとJ-CASTニュースの21日の取材に答えた。
普段鍵かかかっているのは、学校側(330側)、市民会館側、ゆうな荘側の3ヶ所。今回の進入路と思われる図書館側は普段は鍵がかかっていません。隣接する公共施設もあってどこまでが園路なのか私にはわかりません(点字ブロックの有無?)。
今回、軽自動車が入ったと想定した県立図書館側の入口は(回答にもあるように)車止めが外されていることも多いです。今回の写真でも車1台通れる程度に開いています。この入り口は市立図書館や県立図書館への進入路でもあるので、開いていることが多いのですよね (というか、鍵がかかってるのは見たことがない)。
園路は車椅子や自転車等で訪れる人もいるので、利便性を損なわないように車止めを入れるのは結構厄介かもしれません。
ディスカッション
コメント一覧
ボケたじいちゃんがー、ってわけでもなさそうですね。
取材お疲れ様です。