寝転びVRに最適! Oculus Go の困ったことと、便利な使い方
最近話題の低価格VR “
下記サイトに水曜日夜に注文して、月曜日到着。早っ! 金曜日には沖縄に着いていたようなので、土日を挟まなければもっと早く届いていたかもしれません。
32GBが23,800円、64GBが29,800円。自宅内でNAS動画を見るだけなら32GBでも足りると思いますが、外に持ち出して布教するなら64GBが良いでしょう。
VRのせいなのかアプリサイズも大きく、中には数GBに達するものもあります。32GB版は実際に使える領域は約25GBなので、アプリや動画を多く入れると足りないかもしれません。
目次
- 軽いと言っても首にくる
- 寝ながら使うと困ること
- Oculus標準アプリは表示方向を設定できる
- ギャラリーの向きを変える
- NAS上の動画・写真を見る
- DLNA経由で動画・写真を見る
- Windowsデスクトップを表示する
- ストレージ残量の把握
軽いと言っても首にくる
Oculus Go はこの手の製品としては軽くて、たったの470g。そうは言ってもコレを顔に付けていると首に負荷がかかる。私は一度首を痛めてるので余計にきつい。
幸い Oculus Go はバンド部分に余計な部品がついていないので、ごろ寝したままでも使える。快適!
でも、まだまだごろ寝で使うには厳しい点もあります。
寝ながら使うと困ること
座るか立った状態で操作することを前提に作られているようです。デフォルトでは顔の正面やや下にメニューやアラートが表示されます。
VRなので、頭を動かしても位置関係は変わりません。寝転がった状態で使うとメニューは足先からヘソの方向に存在します。首をかなり曲げないと操作できません。
VRアプリには家の中や街中などを歩くものがあり、そのようなアプリでは上下方向が固定されています。寝たまま使うことはできません。
アプリによっては画面を天井に貼り付けたり、メイン画面を顔の正面に固定することができます。このようなアプリなら寝転がって使用することができます。
しかし、Oculus本体やアプリの起動・終了時、アラート表示の際には再びデフォルト位置に表示されてしまいます。その度に首を曲げるのはかなりつらいです。トイレに行くためにヘッドセットを外すとスリープしてしまうので、復帰時に操作がいるのも面倒(横向きになると下の方まで見やすくなりますが、やはり面倒)。
標準の表示方向を90度ずらすようなオプションがあると良いのですが、こんどは座って使ったときに天井にメニューが表示されるのが問題かもしれません。良い解決方法ないかな。
Oculus標準アプリは表示方向を設定できる
起動時に最初に表示されるアプリ(シェル?)は、表示方向を変更できます。起動後に、リモコンのOculusボタン(一番下)を長押しすると表示位置が変わります。
このアプリ内にはWebブラウザや動画表示が含まれていますので、ブザウザで見れる動画サイト(例:YouTube)なら寝転んで眺めることができます。
ギャラリーの向きを変える
ブラウザ経由でファイルにアクセスできるNASなら、NAS上のファイルをOculus Goにダウンロードして、標準アプリのギャラリーで見ることができます。最初は映画館の中にいるVRになっていて、寝転んでいると足元方向に動画が表示されてしまいます。
ギャラリーの方向を変えたい場合は、void theater を選べば天井に張り付きます。でも戻せなくなったぞ。
ダウンロードしたファイルを消す場合は、ギャラリーの ︙ メニューから削除できます。
NAS上の動画・写真を見る
Pigasus というアプリを使っています(有料)。操作性はいいし、映像の正面固定もできて便利です(シアター選択で Void theater を選ぶ)。ただしSMBファイル共有用のパスワードを hostname.txt というファイルをUSB接続して書き込むという謎仕様。この設定は普通の人にはできないと思う。
Oculus Go の画面でポチポチとパスワードを入れるのも苦痛なので、この設定も仕方ないのかもしれませんが……
動画選択時はメニュー位置が下側(ヘソ側)になるので首が折れそうになります。
DLNA経由で動画・写真を見る
さきほど紹介したPigasusや、無料のSKYBOXが使えます。DLNA経由で読み込む場合、大量の動画があると選択が実に面倒くさいです。
SKYBOXはシアター選択で宇宙を選ぶとスクリーンを任意の場所に移動できます。
こちらも動画選択時はメニュー位置は下になります。ツライ。
Windowsデスクトップを表示する
Bigscreen(無料)をWindowsとOculus Goに入れることで、デスクトップの表示ができます。Bigscreen内のベッドに寝た状態なら、天井にWindows画面が開くので一応寝たまま操作は可能です。なのですが……
接続の際にはWindowsで表示される部屋番号(パスワード)をOculus Go側で入力する必要があります。8桁の英数字をリモコンで入力するのは苦行です。パスワードの確認のためにゴーグルを外すとそのたびにアラート画面が表示されますし。
ベッドルームに寝た状態でも、メニューはやっぱりヘソ下に表示されます。このメニューがVR内のベッドにめり込んで表示されて見えなくなったりします。たぶん、寝る場所を上手に選択すればいいのでしょうけど、私は諦めました。座って使う分には問題ないと思います。
Virtual Desktopというそのものズバリの名前のアプリもあるようですが、Goには未だ対応していないようです。
ストレージ残量の把握
動画を入れまくるとストレージ残量が気になりますが、これが簡単には把握できないのも困り者。現状ではWindows機にUSB接続してadbで見るしかありません。Oculus CTOは問題を把握しているそうなので、近々解決されると思います。
追記:裏技的な使い方ですが、“Jurassic World: Apatosaurus” をインストールしておけば、起動画面で残容量の確認ができます。このためだけにインストールするのももったいないので、本体側で早く対応して欲しいものです。
追記: バージョンアップにより対応されました。
続く
座って使う分には良いんですが、寝転がると色々不便です。でも、それを上回る快適さがあります。他のアプリも試しているので、まとまったら続きを書きます。
追記:書きました→ Oculus Go 活用のために買った小物
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