4月に再開運行「宮古島くるりんバス」のルート名の謎

2018/02/17沖縄のバス

2017年秋に実証実験を行った宮古島の乗合タクシー「宮古島くるりんバス」が4月から運行を再開するそうです。

利用者に実施したアンケートで、乗車理由は「価格が魅力的だから」という回答が最多だった。満足度調査では「非常に満足」という答えが64%。「満足」と答えた人の数を含むと89%が高く評価し、期待の高さをうかがわせた。

 こういった実績を踏まえて、4月1日から乗合タクシーを再開する。予想事業収支は厳しいが、ルートや運行方法の改善に伴う利用者の増加を見込み、まるちくタクシーとかりゆしタクシーが運行主体を担う。

 運行は、宮古空港→ドン・キホーテ→県宮古合同庁舎→サンエーショッピングタウン宮古→市役所平良庁舎→公設市場→平良港→宮古病院→サンエーカママヒルズ店→マックスバリュ宮古南店→宮古空港の周回ルートとする。時計回りと反時計回りの二通りがある。

実証実験について

2017年9月1日〜11月30日まで行われた実証実験では「利用伸び悩み」「来年度以降も事業を継続するには利用者の増加も欠かせず」と書かれています。これは当然ですね。

新バス路線が一般の人に認知されるには最低でも半年ぐらいはかかります。私のように「試しに乗ってみよう」と思う人はごく少数で、ほとんどの人は「しかたなく乗ってみたら意外に便利だった」という経験がないと乗り換えまでは至りません。

バスの実証実験は自治体の予算に縛られているので、どうしても期間が短くなりがちなのは問題だと思う。

運輸事務所では路線周辺のホテルや民宿などにチラシを置いてPRしているが、 まだ地元ではあまり知られていない。 今後は実証運行を分析してダイヤ等を検討するが、 来年度以降も事業を継続するには利用者の増加も欠かせず 「本格運行に向けてぜひ地元住民にも使ってもらいたい」 と話していた。


運行ルート

記事中の経由地をマッピング。地元の人なら経由する道路もわかるのでしょうけど、私は土地勘がないので、経由地を直線で結んでみました。

日常の買い物でも利用しそうな拠点を結んでいるのは、日常生活の足としても使ってもらうことを考えたのでしょう。実証実験の経験が生きています。




実証実験中は北ルート・南ルートという名前でしたが、今回は名前が付くそうです。

運行ルートは 「大漁回り」 が平良港を起・終点とする時計回り、 「豊作まわり」 は宮古空港から反時計回りで運行。 1周50分で走り、 主に量販店やスーパーマーケット、 市役所、 公設市場、 宮古病院などを経由。 新たに県宮古合同庁舎前も通る。

「くるりんバス」4月から再運行 – 宮古新報ニュースコム



こ、この名称は、もしかしてオトーリ…… でもオトーリの回し方は「豊年まわり(時計回り)」と「大漁まわり(反時計周り)」のはずなので違うのかなあ? 港起点だから大漁にしたのかな? 謎です。

追記: 4月2日からの運行再開について記事がありました。地元では大きく期待されているのでしょう。運行経路のイラストも乗っています。

沖縄のバス

Posted by ず@沖縄