誰でも使える便利なツールは、あっという間にspamまみれになる
spamが増えると嫌気が指した良質の利用者が、別のツールに移行するので徐々に衰退が始まる。古くは usenet や Mailing listがそうだった。にちゃんねるですら最初期はもっと使い物になったような気がする。
Webはgoogleが頑張っている おかげで、まだ検索エンジン経由なら使い物にはなるんだけど、それでも不要な情報が目に付くようになってきた。良質な一次情報や二次情報を少しだけ加工して作成したサイトが増えて、必要な情報にたどり着くのが面倒になっている。せめて元情報へのリンクを貼ってくれればいいんだけど、質の低いサイトほどそういうことを しないので余計に困る。
二次情報を簡単に生成できるツール(togetterとかnaverまとめ)も輪をかけているような気がするんだよね。RSSなんかもそうかな。RSS黎明期にはまさかこんな風に使われるとは思わなかった。もしかしたら、今後は二次利用しづらいツールの方がいいのかもしれない。敢えて全文を画像で表示するブログとか(^_^;
(二次情報でも充分に労力をかけて作れば価値があると思うし、私はなるべくそういう情報も提供したいと考えてはいるんだけど)
心配なのは、もしかしたら雑音(Noise)が増えてS/N比が悪化してるだけではなくて、信号(Signal)が減ってるんじゃないかということ。紙時代の遺産を食いつぶして、でも、デジタル時代の情報生成ができてないんじゃないかなと思ったりする。Wikipediaは百科事典の遺産を食い潰したわけだけど、それ以上の価値を付加できただろうか?
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