「自閉っ子、こういう風にできてます!」を読んだよ
自閉症スペクトラムという用語がある。詳しい説明はWikipedia:自閉症スペクトラムに譲るが、自閉症とアスペルガー症候群と(いわゆる)健常者が同一線上の濃度の違いである、という考え方。メタボがはっきりした境界があるわけではなくて、だんだん太っていくところに線を引いたのに似ている。
本書は、アスペルガー症候群に属する二人と編集者の3人の対談。なんというか、感覚の違いって物凄く大きいし、それをみんな「知らないで知ったかぶり」してるんだなと。安易に「心の問題」にしてはいけないんだなーと痛感させられる本です。自分が忘れてしまった(か、抑圧してしまった?)感覚を思い起こさせるような部分もあって、実に考えさせられる一冊です。これはお勧め。
続編の続 自閉っ子、こういう風にできてますは、主に身体的な面に焦点を当てて書かれた本。きちんとまっすく座れない(猫背とか)が身体問題かもしれない、と思ったことがありますか? 本当に人間の感覚って一人ひとり違うんだなと痛感させられます。両親や先生に読んでもらいたい本かも。
読書家のうしこさんの書評も参考になります。
ディスカッション
コメント一覧
面白いですし、なによりも、人間の変異幅が分かるっていうのかな。思った以上に人は個性があるってのが実感できるいい本です。
うしこさん、紹介ありがとうです。
あら、この本お読みになったんですね。
おもしろいでしょー?
>メタボがはっきりした境界があるわけではなくて、だんだん太っていくところに線を引いたのに似ている。
そうそう、ホントにそんな感じww
みんな、多かれ少なかれこういう感覚や性質を持っているんじゃないかなーと思います。
続編も出てたんですね。今度読んでみようっと。