花見と年越しそばとうちなーやまとぐち
この時期になると公園や民家の軒先に桜が咲いていて目を楽しませてくれる。
桜はいつから?
しかし、思い出してみれば、昔は那覇で桜をみたような記憶はほとんどない。桜のない桜坂はあったけど。桜は名護までわざわざ行って見物するものだったし、私は花見は東京行ってから初めて体験したものだ。
そもそも沖縄の桜は寒緋桜なので日本の染井吉野とは品種も風情も違う。土地に合わせて似て異なるものを当てはめている。
沖縄そばの年越しそば
年越しそばも沖縄では沖縄そばを食べる。日本そばもコンビニやスーパーで売ってはいるのだが、やっぱりすばといえば沖縄そばである。
似て異なるそばを年越しそばとして食べる。これも、沖縄の基層に日本的な風習を載せているわけだ。
- あす2016年大みそか 製麺工場大忙し – 琉球新報(2016年12月30日 07:30)
うちなーやまとぐち
考えてみれば、方言だと思われているうちなーやまとぐちだって同じようなものだ。
元々日本語とは異なる琉球語の上に日本語の発音・単語を載せて使っている。日本語話者からすると気に障る表現もあるのだろうけど、別言語の上に日本語らしきものを載せて意味が通じるのだから凄いものだと思ったりする。
日本語と韓国語は文法構造はよく似ているのだけど、韓国語を母語とする人の日本語には韓国語由来の訛りが出てくる(母語干渉)。うちなーやまとぐちにもそれはあって、琉球語というのは形を変えて残っているのだなーと思う。
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