メモリ不足時代は繰り返す: WindowsXPをIntel SSDで延命の巻

2010/12/19PC, SSD

マイコンの時代から30年以上メモリ不足には悩まされてきたのだが、歴史は繰り返すというか、ついに自宅で使ってるWindowsXPでもメモリ不足に悩まされている。8bit機の時代はできることがゲームぐらいなのでまだ良かったんだけど、MS-DOSのいわゆる640KBの壁にはかなり悩まされた。替え歌まであったぐらいだ。Windows2000以降はお金さえあればメモリは増やせるようになったんで、だいぶ気楽になったけど、ついに4GBのメモリでは足りない事態になってしまった。
なんで4GB(実質3.5GBぐらい)もあって足りないんだよ、って思うんだけど足りないものは仕方がない。

(替え歌よくできてるんだけど、JASRACがくるとアレなのでここには書きません。読みたい方は個人的に聞いてください)



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PC9801時代のMS-DOSでは、メモリ不足を補うためにIOバンクとかEMSのような自力でメモリページングをする技術で数年はあがいてたけど、32bit OSへ移行するまでは結構つらかった。自宅でSun 4/IPCとPC9801ESを併用してたころ(20年近く前だな、これも)は、フラットなメモリ空間は正義という感じだった。Linuxがマトモに使えるようになってからだいぶ幸せになって、そのころはもっぱらLinuxを使ってた。と言うよりは当時のWindowsが使えなかった、というのが正しいかもしれない。Windows95のころのOfficeが一番のトラウマだな。

今ではWindows7Macintoshという解があるので、さっさと乗り換えればいいんだろうけど、古い周辺機器の互換問題があって当面は移行できそうにない。一番の問題はアナログビデオキャプチャボードだな。地デジに完全移行して機器がこなれるまではWindows7へも移行しづらい。まあ、いまどきCanopus MTV1000が現役なのもどうよ、という気もするが。



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メモリが足りなくなった一番の原因(かつMacとかにも移行できない原因)は、激指 定跡道場2という将棋ソフトで、強くなってるのはいいんだけど800MBぐらいメモリを喰う。これとGoogle ChromeとVMware Workstationを一緒に走らせると、2GB近い消費量だ。さらにFirefoxとかTweenやらを起動しているので慢性的にメモリは足りない。いつも3GB超から下手したら6GB近く喰ってることもある。

ということで、なんとかしないといけない。かといってWindows7にできないのであれば、打てる手は限られてるわけで、その打てる手として豊見城のPC depotでIntel SSD X25-V(40GB)を買ってきた。メモリ不足時のスワップ先(ページングファイル)をSSDに置いたらマシになるんじゃないかという目論見。


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SSDは寿命が気になるところだけど(実際、EeePC S101のSSDは1年弱で一度壊れた)、スワップと作業領域だけなら壊れてもいいし、余裕をもって使ってれば寿命も長いだろうという目論見。スワップはランダムアクセスになるのでSSDと相性もいいしね。S101もSSDのおかげでCPUの性能以上に快適だし、「最新のMacbook Airが高速SSDのおかげでメモリ2GBでも快適」という記事を見かけたのも購入を後押しした。


ということで、さくっと追加してスワップ設定。Intelにしたのは、2chや他のサイトで評判が良かったから。速度重視。
テスト用にいろんなアプリを上げて5GBほどメモリを食わせてみましたが、さくさく動いています。以前はスワップアウトされたページを戻すときにかなり待たされてたんで、だいぶ快適になった。山ほどアプリを上げても大丈夫なのはいいんだけど、「こんどはCPUが怖い」になりそう…

追記:ちなみに買ってきたSSDは、3.5インチベイへのマウンタやSATAケーブルが付属してて、結構お買い得感がありました。

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Posted by ず@沖縄