ベーシックマスター初代/L2のメモリ増設の話。実機を持っていないので、雑誌などの過去記事と、現在手に入る情報からの推測である。
月刊I/O 1982年1月号 p.262の記事によると、初代MB-6880のメモリ増設は「RAMをソケットに差し込んでJ-3を1-4*から1-2に切り替えれば,できあがりです(*16Kから32Kへの場合)」とのこと。
これが正しいかどうかと、MB-6880L2ではどうなっていたを調べてみた。
MB-6880の構成
ベーシックマスターの初代機(MB-6880)は、メモリ4KBで発売された。4Kbit DRAM(HM4704L-2)が8個載っていて、増設用にさらに8個のソケットがある。
MB-6880-8は拡張ソケットにメモリを積んで8KBにしただけのようだ。
基板写真が「レトロPCの置場に困る少女さん」の投稿にある。
この写真では、左下にJ-3があり、左から342となっている。写真では1-2間が繋がっていて32KB増設された個体のように見える。
スコールと青い空さんのベーシックマスター解体新書(MB-6880-8)の写真も32KB増設された個体。こちらも1-2が繋がっているように見える。
コンデンサ増設が必要?
ベーシックマスター解体新書(MB-6880-8)さんの記事では、コンデンサ追加が必要だったとのこと。
4kbit DRAM から16kBit DRAMへの換装は自分で行ったが
IC交換とジャンパ変更だけではうまくいかず苦心の末
コンデンサを2個取り付けた
MB-6880L2 はちょっと違う?
マザーボード図鑑 | 電脳伝説さんの写真はMB-6880L2である。メモリはHM4704L-2が16個で8KB構成(標準実装)。J-3は1-3が繋がっている。左にJ-2が増えていて、そこは1-2が繋がっている。
インターフェース誌1980年2月号 p.63には「ベーシックマスター本隊内部」という写真があり、こちらのJ-3は1-2が繋がっている。J-2部分は不鮮明だが1-3のようにも見える。
この記事のp.64には「RAMの アクセスは,実装RAM容量にしたがって本体内のJ.~J5の接続を換えるので,アクティブになるアドレスが異なります」とある。
もしかすると、RAM列ごとに4/16KBを切り替えられるのだろうか?
資料
- 月刊I/O 1982年1月号 p.262 「ベーシックマスターL2で音声出力を!」
- ベーシックマスターのハードウェア(7)DRAMの交換 – ず@沖縄
- (1) XユーザーのレトロPCの置場に困る少女さん: 「MB-6880-8を開ける…整然と並ぶチップたちに時代を感じるね。 #MB6880 https://t.co/fsCjjAGQdX」 / X
- ベーシックマスター解体新書(MB-6880-8)
- マザーボード図鑑 | 電脳伝説(MB-6880L2)

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