2007/05/29
■ PC / 熱でダウン
録画に使っていて24時間稼動のPCがダウンしてた。 原因はハードディスクの熱暴走。 ファンを個別につけてあったのだが、そのファンの故障と共にハングしたっぽい。 一応アルミのヒートシンクもついているんだけど、それだけではダメなんだな。 熱の出ないハードディスクが欲しいものだ。
2007/05/26
■ NHK / クローズアップ現代 はしか猛威! 感染拡大を防げ
最近、はしかが流行しているという記事を見ることが多い。 asahi.comの「はしか流行」 を読むと大学が休講したり、ワクチンが足りなくなったり、大規模感染という 感じがする。
ところが、沖縄ではそういう話を聞かない。 娘の学校でも流行してるという話は無いし、 新聞記事でも散発的に発生しているが流行という感じではない。 「はしか県内2人発症 修学旅行生と宮古島の女性」(沖縄タイムス 2007/05/24記事)。
その謎が解けたのが、水曜日のクローズアップ現代。 録画してたのを見たら、「感染拡大を防げ 沖縄の挑戦」という報告。 感染者(感染疑い者)が出たら、病院から保健所に連絡、患者に接触した可能性がある人を全員に調査し対策する。 例として1人の発症者からの聞き取りで、 病院待合室で一緒になった人までリストアップするという徹底的な調査で 接触者リストを84人まで突き止め、本人に連絡、体調の確認や 予防接種の推奨まで、対策を行ったとのこと。 さらに学校にまで念のため連絡している。
これらの対策は田舎(島)だからできるということもあるだろうが、 沖縄県が誇れる成果だと思う。
対策は「沖縄県麻疹発生時対応ガイドライン」という県のガイドラインに 沿っていて、番組の中でも理想的な対策だと言われている。 ガイドラインを作成したのは知念正雄 医師。この方による本日本から麻疹がなくなる日—沖縄県はしかゼロプロジェクト活動の記録も出ている。
■ ぐるぐる / ちょっとした津波
先日、高校生が手作り原子炉を作成!という記事について調査した。 せっかくなので、その後わかったことなども含めて 調査結果をWikiの「個人でできる核融合」にまとめて、元記事にトラックバックしておいた。
そしたら、その日から徐々にアクセスが増えて、翌日はアクセス数が平常の10倍。 ちょっとした津波の規模だ。 アクセス解析してみると(いろいろなところで言われているように)、 個人ニュースサイトに掲載されたのがアクセス増のきっかけになっているようだ。 これからすると個人ニュースサイトのアクセス数って恐ろしい規模なんだろうなあ...
2007/05/25
■ アマゾン / Amazon.co.jp、電子マネー「Edy」による決済を開始
Amazon.co.jp、電子マネー「Edy」による決済を開始(INTERNET Watch)。
amazonによる説明は、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・Edy払いによる支払い」にある。 いわゆるお財布ケータイな人には便利なのかな。
2007/05/23
■ 酒 / 今日飲んでる酒
- セゾン・デュポン・バイオロジーク(完全有機栽培版のSaison Dupon。うまー)
- ファゾリ ジーノ ロゼ フリッツアンテ(オーガニックワイン。これもうまー)
酔ったので寝る。
2007/05/22
■ PC / パソコン工房閉店
パソコン工房のWebに載ってるが、 「2007年5月18日 株式会社グッドウィルとの一部資本提携を含む業務提携について」ということで、 PC工房那覇店と北谷店は閉店するようだ。来週頭には統合されるので、 掘り出し物を探すにはこの週末が狙い目か。
■ ぐるぐる / 高校生が手作り原子炉を作成! 核融合成功に近所はドン引き!
「高校生が手作り原子炉を作成! 核融合成功に近所はドン引き!」という記事がlivedoorニュースに載ってて、いろいろなところで話題になっている。しかしこの記事は誤解に基づいて、書かれているように思う。
記事内に「重水素核融合に自宅で成功し、2億度のプラズマを発生させた」とか 「火の元(核爆発)だけは用心してもらいたい」なんてあるんで 核融合発電とか水素爆弾とかを連想して怖がってる人もあるようだし、 2chとかそのまとめスレでも同じような発言が多い。
私は高校生レベルということで、最初は常温核融合だとか ソノルミネッセンスを用いた反応とかいろいろ想像していたのだが、 想像以上にまともな実験のようだ。
検索エンジンとかで調べてわかったこと。
- http://fusor.net/ という核融合マニアが情報交換をするサイトがある(題名のない日記)
- Archived - First Plasma(その高校生のfusor.netへの投稿記事。プラズマを発生させたとある)
- Fusion accomplished!(同上。真空容器に重水素を入れ、X線を当てることで核融合を引き起こすとある)
- #科学技術(創作者のための科学技術)によると、「臨界という意味ではなくて、純粋に核融合が成立...なるほど。妥当だ」とのこと
- ガレージ原子炉のいろいろ(ダイミテイ)によると「David Hahnというガキは、1994年に増殖炉を作ろうとしたらしい。警官に見つかって、軽い放射能汚染ですんだらしいですが。あな恐ろしや」だそうだ。この記事に2億度の説明もある。
- 核融合と核分裂の区別も付かないのに(妄想科學日報)でも「Livedoor Newsは曲がりなりにもニュースサイトを名乗るなら科学担当記者ぐらい雇うべきだ、と以前にも同じことを書いた気がするが。これはもう酷すぎる」とのこと。まったく同感。
- 手作り核融合炉(へっぽこ研究者の「日々雑感」)に、実験装置が稼動している動画と、動作原理の説明がある。
ということで、この実験に関してはマッドサイエンティストでもなく、 ごく真っ当な実験であり、livedoorニュースの書き方は問題だと思う。 (そもそも連鎖反応を起こせないから爆発しないし、 投入電力の方が大きいから発電もできない)
そのうち Make:あたりに核融合の記事も載ったりして。
追記: この件に関しての新規の情報は個人でできる核融合にまとめることにした。
2007/05/21
■ ぐるぐる / アマゾンでバーゲンセールやってる
いつの間にかアマゾンでバーゲンセールやってる。 トップページにないから気がつかないんだよなあ。 いつも2chでこの手の情報がわかるというのはいかがなものか。
バーゲンになるだけあって興味を引く商品はあまりない。 LUMIX DMC-FZ7-S が27500円、NANAO FlexScan 24.1インチ液晶 S2410W-BKが 99800円ってのがちょっと気になる(これにポイントが付くから結構安いとは思うんだが)。
2007/05/20
■ TV / NHK中学生日記『だって好きなんだもん!〜"腐女子"だって恋をする〜』
NHKの中学生日記は結構今ドキの話題が出てて面白い。 以前、男子への性暴力の現実という主旨の番組を放送してblog界の話題になっていたが、 今度は腐女子である。タイトルは 『だって好きなんだもん!〜"腐女子"だって恋をする〜』(←リンク先に予告編の動画もある)。
内容はまあまあかな。現役の腐女子に言わせるとこんなもんではない らしいけど、NHKだし。全体的に古臭いのもNHKだから許すというかなんというか。 少年ドラマシリーズからあまり変わってないと思ったり。
ちなみに5月26日(土)午前10:45〜11:14から再放送がある。 見逃した人は録画予約するよろし。
amazonでNHK中学生日記を検索すると本とビデオがひっかかる。
■ 本 / 算法少女
主人公の千葉あきは江戸時代の実在の和算家で、この本と同名の 「算法少女」という書を残している。この本は、 江戸時代の算法少女と歴史文献を元に膨らませた小説である。 帯にはジュニア向け歴史小説と書かれているが、大人が読んでも面白いと思う。 お勧め。
千葉あき関連の話は 「算法少女」が詳しい。また、江戸時代の算法少女の画像が 「『算法少女』著者・遠藤寛子さん講演会(diary.yuco.net)にある。
■ 本 / 物語 スイスの歴史-知恵ある孤高の小国
物語 スイスの歴史-知恵ある孤高の小国、森田安一 著、中公新書。
おなじみの中公新書の歴史シリーズ。癖になってて、次々読んでしまう。 本書はスイスの国家の成り立ちを古代ローマの時代から述べている。
スイスというと私の感覚ではアルプスの少女ハイジ だったり、永世中立で山と湖の国で時計産業が発達してるとか、 ゴルゴ13が使う銀行があるとか、国民皆兵であるとか...
このような国家になった理由は歴史の中にあると、本書を読むと痛感する。 理念だけではなく、周辺諸国との歴史的な関係、大国の干渉、 宗教と国家制度の関係など、さまざまな要因が絡まっている。 これにくらべると日本の国家論がどうも空疎な感じがするのは、 拠ってたつ歴史(他国との交流)の差なのだろう。 日本人と中国人と比較するとなお興味深く読める。
いい本です。お勧め。 ちなみにハイジの時代背景もあとがきで少しだけ書かれている。
■ PC / アンチウィルス更新
メインで使っているPCのアンチウィルスが期限切れ。 さくっとオンラインで更新。再起動を3回も強いられてしまう。 更新そのものは簡単だったんだけどね。
いろいろなソフト、それもなるべく安いものを試しているせいで、 家にあるPCはバラバラなアンチウィルスソフトが入っている。 ちなみに試した結果は「安いソフト使用記」に書いた。おかげで更新作業は結構面倒。昔は勤務先の近くにベスト電器が あったので、更新せずに新しいバージョンを買うことも多かった。 考えるに、今後は更新の手間隙をなるべく減らしたソフトウェアが 好まれるのではないだろうか。ソースネクストの 「ウイルスセキュリティZERO 」のように。ちなみにウィルスセキュリティZEROはコンセプトはいいけど、製品はあまり 出来が良くないのでお勧めしない。
ちなみに今回更新したのは、CAアンチウイルス 。更新手続きはクレジットカードさえあれば非常に簡単。 私は過去にノートンの更新をオンラインでやろうとして挫折したことがあるが (なにしろ非常にわかりにくいのだ、あれは)、こちらは迷うところはなかった。 ただ、デフォルトでは毎年自動更新になってしまうようなので、 あとでその項目をオフにしないといかん。どこにあるんだろ。
2007/05/19
■ ふにふに / 風邪だと思ってたら
しばらく風邪でダウン、と思ってたら、もしかしてプール熱(咽頭結膜熱)...orz
症状一緒だよ。
■ ぐるぐる / 子供に見せたくない番組、トップは4年連続「ロンドンハーツ」
見せたくない番組、トップは4年連続「ロンドンハーツ」(読売新聞)。
この手の記事でいつも思うんだけど、子供に見せたくない番組があるなら 家からTV無くしちゃえばいいのに。見せたい番組と見せたくない番組の バランスから考えると、TV無くして全部見せない方が良いと思う。 今ならワンセグ携帯があれば親だけTV見るのも簡単だしね。
うちはかなり前に「食事中にTV見るのが嫌」でTV撤去したけど、 それ以来平穏だな。たまに民放TVが見れるところに子供連れていくと 「TVの無い国から来た未開人」のようにTVに釘付けになったりするのが、 また面白い。
2007/05/15
■ 本 / 日本の弓術
日本の弓術、Eugen Herrigel 著、柴田治三郎 訳、岩波文庫。
大正15年に阿波師範に弟子入りしたドイツ人による弓術の書。 著者は6年間研鑽を積み、ついに弓術の精神を得るに至る。
当初の筆者は合理的なドイツ人らしく、不合理とも思える弓術を理解できていない。 あくまで論理的に考え、時には技巧に走り、時には師匠にすがり、 徐々に道を会得していく。 その過程を明確に書いてあるが故にわかりやすく、良い弓術(ひいては 日本的な武道の)入門になっているのが逆説的でもある。
この本は筆者の原文を和訳してあるのだが、和訳するが故に日本的な部分が 入り込んでいるような気がする(だから私にも読みやすいのだろう)。 原文を読めばもっと違う読み方ができるような気がする。 Wikipediaドイツ語版に著者のことが書かれている。 また、Die Kunst des Bogenschiessensで検索すると英文がいくつか見つかるし、 ドイツのamazonでドイツ語版が売られているようだ。
本書を読みながら思ったのは、桜井章一 や甲野善紀 に対する批判と、Herrigelの当初の弓術に対する捉えかたが相似であること。言葉に尽くせないことを言葉にしているが故の 誤解というか、なんというか。
いろいろ書きましたが、本書は文句なくお勧め。
■ 本 / 被差別の食卓
マイミクのmorooさんに 教えてもらった本。
被差別部落出身の筆者が世界中の被差別者の食事(ソウルフード)を訪ねて 食べ歩いた本。意外な料理がソウルフード起源であったり、 意外な材料が料理になったり、単なる料理紀行としても面白く読めると思う。 被差別の書き方のさりげなさが、かえっていろいろと考えさせられる。 これもお勧め。
■ 本 / 漢字百話
かのfinalvent氏をして「白川静は「と」だと思う」などと書かしめた白川静の本。 そう言われても、結構あちこちで目にして気になっていた著者である。 たまたま本書のamazonの書評で白川学入門としては良いらしいので買ってみた。
タイトルの通り漢字に関する短い話が100話入っている。 前半は甲骨文・金文の字体を元に語源の解説。 面白い話もあるが、これを延々と50話近く読まされるのは苦痛である。 後半は漢字に関するいろいろな話で、こちらは面白く読むことができた。 全体を読んでみて「と」かと言われると良くわからない。判断するだけの材料が まだ私にはないようだ。もっと精進せんといかんな。
お勧めするかというと悩む。人を選びそうな本だ。
2007/05/14
■ ぐるぐる / bk1モニター募集
書籍販売サイトのbk1がβ版サイトのモニタ募集を行っている。 モニタに当選するだけで1000円分のギフト券をくれるそうなので とりあえず応募。
2007/05/13
■ 本 / 日本軍政下のアジア-「大東亜共栄圏」と軍票
日本軍政下のアジア-「大東亜共栄圏」と軍票、小林英夫 著、岩波新書。
サブタイトルの通り、大東亜共栄圏下での日本の経済無策と軍票そして軍票のその後についての本。
沖縄では米軍施政下の一時期は米軍により「軍票B円」が使われていたので軍票という単語にも比較的なじみがあると思う。そして軍票B円による経済政策 により製造業が成り立たず、輸入業者ばかりになったのも 沖縄の戦後の歴史である(参考:連載 マネーマーケットの活用術(3))。 そのせいで、いまでも沖縄には輸入総代理店や 輸入品店が数多くある。また、これは本土が1ドル360円の円安レートで 輸出作業を育成できたのとは好対照でもある。
さて、占領下で軍が発行する貨幣が軍票であるが、これも貨幣の一種であるから 経済政策を誤るととたんにインフレやデフレを引き起こす。 当時は金本位制であるから金の裏づけがない貨幣は下落しインフレを起こす。 当時の日本軍は占領地での自給自足を旨としていたので、 莫大な軍票を刷って現地の物資を得て、結果としてインフレを起こし 現地の経済を壊滅させていく。その過程を浮き彫りにしているのが本書である。 そしてこれらの軍票は戦後、日本円に換えられることはなく紙くずと化した。 これらについての補償は戦後も行われていない。
当時の経済政策を知る上での良書と思う。お勧めします。 なお、本書では満州地区での軍票については書かれていない。 こちらについては朝鮮銀行-ある円通貨圏の興亡をお薦めします。こちらも良い本です。
■ コミック / 実録米中露の陰謀
実録米中露の陰謀、宙出版。
コンビニの書籍の棚は、先進的なPOS管理により棚が作られているせいで、 世相を反映するような本が置いてあることが多い。 良書は少ないのだが、時々チェックするといろいろなことがわかる。
さて本書は、はっきり言って駄本なのだが、こういう本がコンビニに 置かれているということ自体が面白いと思う(世も末だとも思うが)。 表紙の内容紹介によると下記の通り。 「アメリカ、中国、ロシアの陰謀による人類の危機が迫っている!! 9・11同時多発テロ、元KGBスパイ毒殺事件、鳥インフルエンザ隠蔽工作・・・and more 超大国による禁断の密約をすべて暴露する!!」(and moreってのは原文ママ)。
内容は「ムー」などのオカルト雑誌の劣化コピーなんだけど、誰が買うんだろ。 そういえば、最近のコンビニは、極道モノのコミックも増えてると思う。 ゴルゴ13の最新刊もエシュロンネタだったしなあ。
2007/05/10
■ ぐるぐる / 異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル
異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル。(暗いニュースリンク)
かっこいいぞグラベル爺さん。人気でるのも当然だな。
2007/05/08
■ ぐるぐる / アマゾンにて 本・雑誌を買うと、総額100万円分が当たる!キャンペーン
いつも本を買っているアマゾンで、 「本・雑誌を買うと、総額100万円分が当たる!」 というキャンペーンをやっている。
当たるといっても現金ではなくポイントなのと、 3980円以上買わないといけないのが難点だが、 どうせ本は買うのだからラッキーと思えばいいか。
2007/05/05
■ 本 / 千年、働いてきました-老舗企業大国ニッポン
千年、働いてきました-老舗企業大国ニッポン、野村進 著、角川書店。
日本の老舗企業の訪問記。ここで言う老舗企業は数百年以上の歴史を持つ企業。 日本には創業百年以上の老舗が10万社以上あると推測されているらしい。 巻頭の「老舗企業大国ニッポン」は日本に老舗企業が多い理由を説くが、 いまひとつ説得力に欠ける。そういう見方もできるね、ぐらいか。
本書の大半は実際にそれらの老舗企業を訪問し、その企業の生い立ちや 今何をしているのか、何を考えて経営されてきたのかを書いた本。 読み物としては面白い。 海外の老舗との比較もあれば一層良い本になったと思う。 まあまあ。
■ 本 / 物語 北欧の歴史-モデル国家の生成
物語 北欧の歴史-モデル国家の生成、武田龍夫 著、中公新書。
おなじみの中公新書の「物語・歴史シリーズ」。 本書は北欧5国(デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、アイルランド)の歴史を書く。巻頭で著者も書いているが、これらの国の歴史を新書の厚さにするのは無理があったようで、やや急ぎ足で読まされているような感もある。
ヨーロッパの歴史はどれもそうだが、他国との関わりが大きな比重を占める。 島国国家で対外戦争に負けたことは2度しかない日本の歴史とは大きな違いである。 そのため、本書の記述も必然的に周囲の国、特に大国であるロシア、ドイツ、ポーランドとの関わりが多い。にも関わらず、地図が必要最小限しか書かれていないので、本書を読むときには良い地図を手元に置いた方がいい。 地図と並んで、各国の王の系譜もあるといいかなあ。 ちなみに、これは、本シリーズ全体の欠点だと思う。
北欧の歴史を手軽に押さえる入門書としてはいいと思う。
■ 本 / 炎の記憶-田中芳樹初期短篇集
炎の記憶-田中芳樹初期短篇集、\amazon{田中芳樹}著、 中公文庫。
田中芳樹を初めて読んだのは銀河英雄伝説 からで、大学生の時に、友人宅で読んだのが最初である(1982年ぐらい)。 徳間ノベルズから半年〜1年ぐらいの間隔で出版されるのを 楽しみにしたものだ。
さて、本書は田中芳樹が1981年から1987年ごろに出した短編をまとめたもの。 初期短編とは思えないぐらい面白い。 表題の「炎の記憶」は連作になっていて、短編3つに渡っているが、 ちょうどいいところで終わってしまっている。続きが読みたいものだ。
田中芳樹ファンに限らずSFファンなら面白く読めると思う。お勧め。
■ 本 / 緑の草原に…-田中芳樹初期短篇集
緑の草原に…-田中芳樹初期短篇集、田中芳樹 著、中公文庫。
先の、「炎の記憶」と同じく田中芳樹の初期短編集。 この2冊は酔った勢いで寄った古本屋で見つけた。 こういうこともあるから古本屋通いは止められない。
「炎の記憶」に比べるとこちらはよりSFっぽい。 「炎の記憶」が創竜伝 なら、こちらは銀河英雄伝説 という感じか。SF好きならこちらも面白く読めると思う。お勧め。
■ 雑誌 / RikaTan (理科の探検) 2007年 05月号
RikaTan (理科の探検) 2007年 05月号、星の環会 出版。
以前紹介したRikatanの創刊第2号。今号は、理科の実験に使えるお菓子作りの記事が多い。 意外な食品が意外な原理で作られていたり、 一見体に害がありそうに見えるあのおかしがそうでもなかったり、 いろいろな面から食品と理科の関係に気づかせてくれる。 これはお薦め。 昔の「学研の科学」や「子供の科学」、最近なら「Make: Technology on Your Time 」のような良さを感じる。
雑誌なのでfujisanで定期購読できる。
■ CD / 世界樹のおもちゃ箱
世界樹のおもちゃ箱、 iosys。
Nintendo DS 用のゲーム 「世界樹の迷宮」の同人CD。滅多に同人ものは買わないのだけど、 紹介フラッシュ(ページ一番下)に 悩殺されて買ってしまった。 CD 2枚組み。YMOの増殖みたいに音楽とコントが交互にある形式。なかなか面白い。 1,575円の値段分は楽しめた。
2007/05/04
■ 連休なんだけど...
27,28,29,2,3と飲み。肝臓の連休を作らんとダメだな...
2007/05/02
■ 本 / 日本人とユダヤ人
日本はなぜ敗れるのか-敗因21ヵ条以来、山本七平 の本を読んでいる。本書は1970年にイザヤ・ベンダサン 名義で出版された本の復刻版。当時はかなりのベストセラーになった、らしい。
前にも書いたが、山本七平氏の本は喰わず嫌いで、最近まで読んでいなかった。 論戦があって、なんとなくうさんくさい本だというイメージがあったのだと思う。 論戦はどこで読んだのかなあ。中学校図書館にあったVoice(雑誌)あたりだろうか?
今でも、wikipediaの記述(山本七平)やamazonの書評(日本人とユダヤ人)を見ると、さまざまな記述があり、1970年当時はさぞ毀誉褒貶が激しかっただろうと思う。
さて本書。良書かと言われればちょっと疑問。良い問題提起や視点があると 思うが、読んでいて引っかかる部分も多い。得るものはあるけど、 鵜呑みにしたらいけない本だと思う。 だからこそ、長く読まれているのかもしれない。 ある種のわけのわからなさこそが人を惹きつけるのだし。
そういう本だと思って読むならいいかなあ。 ちなみに 逆説の日本史 の井沢元彦 が参考にしたんじゃないか、と思われる記述もある。
■ 本 / 新聞社-破綻したビジネスモデル
新聞社-破綻したビジネスモデル、河内孝 著、新潮新書。
新聞社を含め、マスメディアのビジネスモデルが破綻しつつあるのは、 ちょっとWebを検索したりblogを読んでいればわかることだと思う。 特に広告出稿量の落ち込みが激しく「マスコミ4媒体はすべて前年割れ」という記事も出ている。
それらの構造的な問題について、毎日新聞の役員であった著者が書いたのが本書。 内側にいなければ見えない問題も含め、構造的な問題をきちんと書いてある。 この手の問題に関心があるなら、概要を知るための第一歩としてお薦めする。 特に、最後の提言の部分は、実現不可能そうな部分もあるが、 いい参考資料になった。
しかしまあ、この本のamazonの書評のspamはなんとかならんもんかな。使い捨てのアカウントでいわゆるネット右翼に ありがちな言説を書いているんだけど、全然、本書と関係ないし。 もうちょっと頭使って欲しい。
■ 本 / 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 <上>
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 <上>、山田真哉 著、光文社新書。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?の著者が書いた会計的な数字の見方の入門書。 あとがきで著者が1時間で読める本にした、と書いてある通り、 1時間で読めてしまって唖然とした。内容薄いし字が大きい。 新書よりもコンビニなどに置いてある大きめの500円本の方がいいんじゃないかと 思うぐらい。
こういうのも悪くは無いと思うんだけど、700円ではコストパフォーマンス悪すぎ。
■ QRコードとTinyURLとドメイン
最近、あちこちでQRコード付きの広告やポスターを見かけるんだけど、 「実際にそのQRコードが携帯で読めるか」ってちゃんと確認してるのかなあ。 ものすごく長いURLを小さなサイズのQRコードにしたために、 ドットが小さすぎてちゃんと認識できないもの多すぎ。 TinyURL でも類似品でもいいから、短いURLに変換すればいいのに。
私は短いドメイン名(3文字.3文字)を持ってて、 ちょっと使い余してるんだけど(もうすぐexpireだ)、 短いURLとQRコード用に残して置こうかな。
2007/05/01
■ PHS / WX310Kのバッテリー交換
1年余り使っているPHSのバッテリーがへたってきた。 記録によると、2006年4月頭に購入なので、ちょうど一年ぐらい。 朝充電して夜には電池切れに近い状態になるのでさすがに辛くなって、 バッテリ交換。 Willcomストアから通販できるのは便利。Willcomの店は近所にないし。
さっそく交換した。いまのところ快調。新品だとこんなに電池が持つんだなあ。
ついでにWillcomのページをみたら、 ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプランなんてやってる。どこかのホワイトプランみたいだ。