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2007年04月

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2007/04/24

ニュース / 日本サン・ユーザ・グループ(NSUG)活動休止

NSUGのページに 「日本サン・ユーザ・グループ活動休止のご挨拶」が掲載されている。

大昔にUNIXといえばSunだった時代(Sony NEWS が poor man's SUNと言われていたころ)に 一瞬NSUG会員だったし、OIAと共催で沖縄でイベントを開催したり、 いろいろお世話になっていた団体である。 なくなっちゃうとちょっと淋しい。

2007/04/23

本 / 蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾

蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾アスキー書籍編集部 編集、アスキー。

蘇るPC-9801伝説 永久保存版の続編。PC-9801懐古本。

PC-9801シリーズは学生には手が出なくて、ようやく自分で買ったのは 入社後最初の冬ボーナス。PC-9801U2であった(1986年のはず)。 いまから思うと安いだけで選択としては辛かったかも。 なんせ3.5inch2DDでグラフィックV-RAMが1画面。ゲームをするにはちょっと きついスペックだった(3.5inch 2HD、V-RAM 2画面が標準になったんだよな)。 当時友人と運営していたBBSをオフラインメンテするために 買ったようなマシンだったし、下手にゲームにはまるよりは良かったかも。

とは言え、Wizardry I,II,IIをやり直したり、Might&Magicをやってるのだから、はまってないわけでもなかったり...

PC-9801は長く使ったような気もするが、U2のあとは、NS,ES,Mac plus,Sunと来て 後はATばっかり。実際には7-8年ぐらいか。pcsにどっぷり漬かってたり、 MS-DOSの解析したり、いろいろ遊んだから長い気がするのかもなあ。 青春を費やしたFM-8も4年ちょいしか使ってないし。 一番長く使ってるのはPC/AT+Linuxだな。僅差でPC/AT+Windows。

ということで、PC-9801を懐かしむ世代向け懐古本第二弾。 もうちょっと若い世代はMSXの方が懐かしいらしいけど、私や、 私よりちょっと上の世代はPC-9801が結構懐かしいと思う。

前半はゲームの話で、半ばから今しか書けそうもない昔話。 Vシリーズ(V20-V70)の話がいい感じだ。こういう話を各メーカーから 聞いて1冊の本にできないかなあ。Gmicroとか悪くないと思うんだけどな。 Σの末裔の話とか。

ということで、PC-9801に懐かしさを感じる世代にはいいかも。

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本 / 学研電子ブロックのひみつ—EX‐150復刻版のすべてがわかる

学研電子ブロックのひみつ—EX‐150復刻版のすべてがわかる大人の科学編集部 編集、学習研究社

大昔に学研の科学の一番最後のページに燦然と輝いてた広告が 「学研電子ブロック 」。学研はマイキットという類似の製品も出していて、どっちかを買うのが憧れだった。 今は改築のために壊されてなくなってしまった旧りうぼう (最近までベスト電器那覇店だったところ)の4Fか5Fあたりで、 プラモデルと一緒に売ってたのを思い出す。そこは欲しいプラモデルや 電子おもちゃが満載で、子供にとってはあこがれの場所だった。

私が買ってもらったのはST-150のはず。作成できる回路が一番多かったんだよな。学研の電子キット 年表&覚書では、1972ごろとあって私の記憶とも符合する。1975前後だったと思う。

後から思えば、マイキットを買わなかったのは正解。 結構電子ブロックで遊ばせてもらった。電子ブロックは配線の自由度が高いし。 当時の私は意味もわからずに(オームの法則すら知らない^^;)回路を組んでたんだけど、 電子回路を使うことで自然に、普通に使う電流の単位がmAであることとか、 トランジスタ回路ではせいぜい数Vの電圧しか使わないとか、 そういう当たり前の知識を身に付けたのは大きかったと思う。 なんで、小学校や中学校の電気ではA(アンペア)単位の非常識な回路を使うんだろう。 強電技術者養成用?

ということで本書は、電子ブロックを使っての電子回路入門や、 EX-150復刻版でできるもっと別の回路などの話題が載っている。 懐古趣味な方にはいいかも。若い人はこんなの読まないでEX-150と戯れて欲しい。

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昔のビデオ発掘 / 甦るマヤ・1989〜失われた大神殿の謎〜

Wikipediaに「甦るマヤ・1989〜失われた大神殿の謎〜」という エントリがあってびっくり。 このエントリを見て、(当時の私は)「姫神 」が音楽担当だから録画したんだろうなと推測できた。

まあ、それはいいとして。私はあまり民放は録画しなかったので、 間に入ってるコマーシャルが新鮮。NTT民営化から3年しか経ってなく、 FAXのコマーシャルをしているところが時代を感じさせる。

もっとびっくりしたのは、この番組を撮る前のテープを再利用したらしく、 上記の番組のあとに「参議院の政見放送」が入ってる。 1989年じゃないだろうか。 wikipediaによると「第15回参議院議員通常選挙」っぽい。このころから残ってるのは、自民党・公明党・共産党・社大党ぐらいだ。

政見放送みてると、全体的に素人っぽい。まだ、コマーシャルの論理に 汚染されてないというか、なんというか。懐かしい感じがする。 ちなみに雑民党の東郷健さんの放送も録画されてた。懐かしい。

YouTubeで東郷健や雑民党で検索したけど、これ、まだ上がってないな... もしかして貴重品?


ゲーム関連 / 世界樹の迷宮

世界樹のおもちゃ箱。 世界樹同人らしい。 フラッシュがツボを突く。これは買うしかないかも...

2007/04/19

>\topic{本 / ゲーム的リアリズムの誕生〜動物化するポストモダン2}

ゲーム的リアリズムの誕生〜動物化するポストモダン2東浩紀 著、講談社現代新書。

以前読んだ動物化するポストモダン〜オタクから見た日本社会の続編。

私は読書好きのほうで、結構いろんなジャンルの本を読むので、 「何でも読む人」と誤解している人も居たりする。 実際にはそんなことは無くて、自分では極々狭い範囲の本しか 読んでいないつもり。 特にライトノベルの類は喰わず嫌いで、まず自分で買って読むことはない。 熱心な読者が居るのはわかってるけど、なんであれが面白いのだろうと 遠巻きに見ている。

喰わず嫌いといえば、美少女ゲーム(ギャルゲーやエロゲーともいう)の類もダメ。 ときメモその続編は遊んでみたけど、その後は特に遊ぼうとも思わない。特にエロが入るとダメ。 ところが、2ちゃんねるやblogなどで、美少女ゲームの良さを力説する文章を 見かけることがあって「単なるエロゲーではない」みたいな形容がされている ことが多い。こちらの方も、なんでそんなに熱く語れるほど面白いんだろうと 遠巻きに見ていた。

本書「ゲーム的リアリズムの誕生」は、そのライトノベルと美少女ゲームを 題材に「ゲーム的リアリズム」の観点から読み取り、批評した本。 物語を単に物語としてではなくシステムと環境の面から読んでいるところが、 現代的で構造主義的というか。

一気に読めました。面白い。 ライトノベルや美少女ゲームへの道先案内としてもいいかも。 でもきっと私はこのジャンルには手を出さないと思う。

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Windows 2000 Pro / CPU 100% その2

ディスク外しただけではダメ。録画用のFEATHERの予約情報ファイルが 壊れてて、それが何か悪さをしていたっぽい。 とりあえずそこを直す。

再起動するときに気がついたけど、いつの間にか電源が入りにくくなっている。 ACケーブルを外してしばらくすると上がるっぽいので、とりあえず それで対応したけど、ちょっとまずいな、これ。 電源の問題なのか、マザーボードの問題なのか...

2005/1 に買ったPCなので、まだ2年ちょっとしか動いてない。 故障だと嫌だなあ。

追記: いつ買ったのかを調べていて気がついたのだが、 2006年は1台もPCを買ってない。どうやら1995年以来の快挙らしい。

2007/04/18

Windows 2000 Pro / CPU 100%

TV録画とかVMwareで常用している Windows2000 Pro 機が、 CPU 100% に張りつくようになってしまった。 なんとなく不良ディスクを見にいってずっこけてるような気がするので、 それを外して様子をみることにする。


twitter / 参加してみる

twitterが人気のようなので参加してみる。 gentaからの誘いを(またしても)spamだと思って無視してたのは秘密だ。

2007/04/17

Willcom WX310K / URLをQRコードに変換するbookmarklet

WX310Kはフルブラウザがあるので、出先で調べ物をするのに便利だ。 調べた結果を誰かに教える時に相手のメールアドレスが既知なら メールしてしまえばいいので簡単。 でも、結果をメールアドレスを知らない相手の携帯に伝えたいときは 結構面倒だった。

ふと思いついたのは、そのURLをQRコードにして、相手の携帯で読み取って もらえばいいんじゃないかということ。 某弟子が、 自分のmixiアドレスを携帯の待ち受け画面に登録して、 ナンパツールとして使ってるのにヒントを得た。

こんなことはとっくに誰か思いついているだろうと思って、 ぐるぐるしてみるとたたみラボさんにあった。 そのままではWX310KのOperaで動かなかったので下記のように変更したらOK。 便利便利。


javascript:location.href='http://tatamilab.jp/~yuugo/cgi/qr/?q='+encodeURIComponent(location.href);

2007/04/16

本 / 「月給百円」のサラリーマン—戦前日本の「平和」な生活

「月給百円」のサラリーマン—戦前日本の「平和」な生活岩瀬彰 著、講談社現代新書

復帰前は1ドルあれば街までバスで行って、映画を見て、食事をして、 バスで帰ってこれたなんて話がある。あるいは1000ドルあれば家が建ったとか。 お年玉が5セントぐらい。今の金銭感覚からすると1ドル1万円ぐらいか。

戦前は今にもまして社会格差や学歴格差が大きく、それが大きな社会不安を 生んでいたことなどを、この本では、戦前と今の金銭相場の比較と、 社会事情から描き出している。 戦前の事情や社会格差について知りたい人にお薦め。

東京の下層社会と併読すると一層理解が深まると思う。

ASIN:4061498584


雑誌 / RikaTan (理科の探検) 2007年 04月号

RikaTan (理科の探検) 2007年 04月号星の環会 出版

理科教育に興味がある人向けの理科の本。理科の担任でRikatanかと思ったら 理科の探検だったりする。小学校〜中学校ぐらいまでの理科って 今はこんなに楽しそうなんだな...

ちょっと左巻色が強いかなと思うが、そうでもないと今の時代に理科の新雑誌を 創刊するのはきつかっただろうなあ。明治図書の広告が載ってる(ちゃんと向山式もある)のは太っ腹かも。

子供の科学ぐらいのレベルの理科を「教える側」から見るにはいい雑誌。 fujisanで定期購読できる。


code:1281681964

2007/04/15

Nintendo Wii / ゼルダの伝説-トワイライトプリンセス

相変わらずWii版のゼルダの伝説をやっている。ニワトリで滑空できるのを知って感動。 なんか、馬鹿馬鹿しいところが良くできている。 ゲーム自体はおじさんには難しくなりつつある... レベルを上げればいい、というのがないのがつらい。

2007/04/14

DVD audio / 中森明菜シングルス27 1982-1991

中森明菜シングルス27 1982-1991中森明菜 、ワーナーミュージック・ジャパン。

初めて買った DVD audio。 PC の Canopus FEATHER で再生できた。再生中はその曲が集録されていたシングルのジャケット画像が表示されるのがいい。 音質も良い...ような気がするが、うちの環境だとよくわからない。

案の定、 amazonのコメントでは、iPodに持って行くにはどうすれば良いかという質問が... それならわざわざDVD audioを買わなくてもいいような気がするんだが。


ASIN:B00007M8RU

2007/04/12

金魚の稚魚

娘の飼ってる金魚がいつの間にか卵を産んでいて、 それが孵化した。下の写真が金魚の稚魚。 言われなければボウフラと間違えて駆除しそうだ。


金魚の稚魚

2007/04/11

HDDレコーダー / Pioneer DVR-RT50H

ちょっと前に買って何故か自分で使っているHDDレコーダーの記事を 書きました → HDDレコーダー/Pioneer/DVR-RT50H。PCユーザーには受けが悪いと思うけど、素人にはいい機種だと思う。 今は後継機のDVR-540Hが出ている。

でも、自分で使うつもりで新規に選ぶならRD-H1/H2かなあ。微妙。

ASIN:B000F12IUY


雑誌 / 月刊「言語」2007年4月号 / 手話と中国語

月刊「言語」2007年4月号の記事で、手話と中国語が似ているのではないかという記事。 手話と言っても日本語対応手話ではなくて日本手話の方。孤立語的な特徴が収斂進化ではないかという話。興味深い。

ASIN:B000NPABGU


SPAM / Wiki & wiliki

ちょっと前からWikiへのspamが結構多かったりするんですが、 メジャーなpukiwikiはともかくマイナーなwilikiまで結構狙われてる。

うちもcommentマクロとか入れてるときはかなり狙われました。 たぶん、wiki & comment で検索してるんだろうなあ。 今は、commentマクロは外したんで無茶なのはこない。 よくある「投稿前にチェックボックス」でも実装するかなあ....

WiLiKiを使っている人はWiLiKi/本体の修正の「Googlebotなどに 編集(c=e) を拾われたくない」を試してみてください。どうも SPAMMERに c=e で検索かけられてるような気がする。

2007/04/10

ぐるぐる / 暗号化技術WEP、今度こそ最期を迎えるか

「104ビットのWEPを60秒足らずで破る」論文が公開暗号化技術WEP、今度こそ最期を迎えるか(@IT)

ちょっと前からセキュリティ界隈で話題のWEPの話。そのうち誰でも10分で破れるようになるだろうという話。WEPは危ないからWPAを使えというのは以前から言われてるのだけど、移行はなかなか進んでいないようだ。 実はNintendo DSがWEPしか対応していないのが、個人としては大問題。

2007/04/09

ぐるぐる / 空を自由に飛ぶために必要なものと少しの誇張(ウォークラフトの話)

空を自由に飛ぶために必要なものと少しの誇張」(真性引き篭もり)。

リアルタイムストラテジーゲームであるウォークラフト のプレイヤー興亡記。実に面白い。こういう記事が書けるのは才能だなあ...

2007/04/08

本 / 「法令遵守」が日本を滅ぼす

「法令遵守」が日本を滅ぼす郷原信郎 著、新潮新書。

企業や政府機関などの不祥事が新聞に載らない日はない今日このごろ。 謝罪会見やら再発防止策やらが何の意味もない儀式だと やってる当人も報道してる人も読んでる人も思ってて、 変だと思ってるんだけど、どうしたらいいかわからないのが 現状ではないでしょうか。

改善されない原因のひとつに「法令遵守」があると説くのがこの本。 「法律さえ守ってればいい」「法律だけを守れば免責される」 「法律で決まってないことは何をやってもいい」、そのような発想が 不祥事やトラブルの根本だと解説しています。

日本的組織のあり方がわかっていて、もうちょっと先へ進みたい人にお薦め。 具体的な解決策までは至ってないので、もっと発展した本を 著者には期待したい。

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本 / コンピュータと勝負する

コンピュータと勝負する内藤國雄 著、神戸新聞出版センター。

著者の内藤國雄 は、棋士。九段であり、公式戦1000勝を達成した5人目の棋士でもある。

本書は、その内藤氏の将棋エッセイをまとめたもの。 コンピュータ将棋関係の頁をぐるぐるしているうちに、紹介記事を読んで 買ってみた。 2002年2月の本なのでコンピュータ将棋の技術的な話はほとんど無く、 期待とは違っていたが、将棋のエッセイとしては楽しく読めた。

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Nintendo Wii / ゼルダの伝説-トワイライトプリンセス

ゼルダの伝説-トワイライトプリンセス任天堂

娘2とWii版のゼルダの伝説をやっている。私はゲーム内のお約束が良くわからんので、遅々として進まない。 リモコンとヌンチャクを使った操作が易しいようで難しいし。

娘2のプレイを見ていると、あまりリモコンを振らずに スムーズに操作している。うまいよなあ...若いっていいな。


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2007/04/06

メイド床屋

メイド床屋が久茂地にできてた。元々床屋だったところが業態変更したようだ。

メイド床屋


宴会

久しぶりにへろへろ。

2007/04/01

もう新年度だ...

なんかあっという間に3月が過ぎた気がする。

4月1日なので、あちこちでエイプリルフールネタが公開されているようだ。


本 / 水はなんにも知らないよ

水はなんにも知らないよ左巻健男 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン

新しい科学の教科書—現代人のための中学理科新しい高校物理の教科書—現代人のための高校理科など、理科教育の本を多数出している左巻先生の新刊。

左巻先生曰く「沖縄は怪しい水の商売が日本一多い」らしいけど、 うちの近所にもあるし、住宅街にもあちこちに水売りの店がある。 一リットル数十円の水を、いったいどれだけ売ったら店舗の費用とか人件費が 稼げるのか凄く謎なのだし(さおだけ屋並に謎だね)、 県民生協まで無料で水を配って客寄せにしていたりする。 まあそういう私も水道水はあまり飲まなくなってたりするわけだが。

で、怪しい水の話に出てくる「キレイな結晶」やら「ナノクラスター」やら 「還元水」やらについて、科学の面からインチキさを解説したのが本書。 わかりやすく書こうとしていて、ある程度は成功しているのだけど、 もっとわかりやすく書けなかったかなあ。コンビニで売ってる500円本ぐらいの レベルでないと、本来対象とする層には届かないように思う。

とはいえ、それほど難しいわけでもないし、インチキ水で困ってるとか、 科学的に知っておきたい人にはいいんじゃないかな。 お薦めします。

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本 / 一下級将校の見た帝国陸軍

一下級将校の見た帝国陸軍山本七平 著、文春文庫。

以前紹介した日本はなぜ敗れるのか—敗因21ヵ条山本七平 さんが、フィリピンで体験した帝国陸軍の実態について書いた本。

日本軍の敗因は、ちまたで言われるような物量の差とか、科学技術の差ではなく、 組織としての方法論の欠如だということは「失敗の本質—日本軍の組織論的研究」などで指摘されてきたが、それすらキレイゴト(机上の空論)であったと日本はなぜ敗れるのか—敗因21ヵ条で実感させられた。

そして本書。本書は著者が実際に戦地で体験した事実を元に、日本軍の業とも言える 組織の病を書いている。例えば、員数主義であり、組織の名誉を重んじる姿勢であり、 言葉と実態の乖離、現場を知らない上層部、全てを下に押し付ける朝令暮改の命令。 現在の日本の組織だと言われても不思議は無い描写が続く。 原子力発電所の隠蔽問題、教育、医療など全ての問題が当時と同じであるように思う。

「日本はなぜ敗れるのか」と合わせて読むことをお薦めします。

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