記事「新聞・テレビ断末魔」(東洋経済)、そしてフローとストックを考える

2010 年 2 月 25 日 このエントリーをはてなブックマークに追加 コメントをどうぞ コメント

週刊東洋経済の2月20日号の特集は「再生か破滅か 新聞・テレビ断末魔」。以前にも週刊ダイヤモンドが「新聞・テレビ 複合不況(2008年12月6号)という特集をしていたことを思い出す。そういえば、ダイヤモンドの特集が出たころに県内新聞の夕刊が廃止になって、そのことを日記「沖縄タイムス3月2日から夕刊廃止」に書いたんだ。もう1年以上も前の話。


ということで、東洋経済読みました。いろいろな新聞社、特に地方新聞社の取り組みが載ってるのは良い。普段、ネットではこういう記事は見かけないし。パッケージ提供している雑誌メディアの強みを感じる。

いいな、と思った記事は44ページの「日経デジタル事業産みの親が説く 電子版 成功の条件」の洞察。

電子版の将来に待ち受ける課題は、「現在と過去の結合」だ。(中略) 次に専門記者が現在と過去をつなぐ要を得た解説を書くことだ。そのことによって、過去の記事がハイライトされ、総合力を発揮するからだ。

この「現在と過去の結合」は既にネットではあちこちに存在する。「まとめサイト」だ。一番わかり易い例は2chのまとめサイトやtwitterのまとめ、だろう。そのままでは流れ去ってしまう情報を ある視点でまとめることで新たなる価値を付加している。
(twitterまとめによる炎上は、付加価値がもたらしたものかもしれないね)。

「現在」が流れゆく「フロー」の情報であるとすれば、結合した情報は「ストック」の情報だ。2chのスレッドに対してまとめサイト。昔だとNetNewsの記事とFAQ。NIFTYにもフォーラムとライブラリがあった。フローとストックという視点に立てば同じようなところを繰り返しているようにも思える。

以前にも「フローとストックとマッシュアップ」ということで同じようなことを書いた。そこから再掲しよう。

もう15年ほども前にjunetを使ってて、それからwebが出たときに考えたことは 以下のようなこと。 世の中にはフローとストックの情報があって両方とも必要。 だけど、フローは作りやすいのにストックは作りにくい。 だからなんらかの仕掛けでフローをストック化することが大事。 そしてストックなしではフローは理解できない。そのストックは学校教育だったりするかもしれないけど。

そして価値を生む(金を払いたくなる)のはストックの方。google は google buzz なんかやらずに、twitter まとめサイトを買うべきだと思うけどな。

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  1. naka
    2010 年 2 月 25 日 08:39 | #1


    するどい!
    なるほどね。

  2. 2010 年 2 月 25 日 12:08 | #2


    個人的な憶測ですが、Googleは広告モデルで稼いでる会社のようなので、ストックよりもフローの方に興味を引かれるのでは無いかと思っています。膨大な情報の中から狙いを定め、広告を挟み込んでナンボの商売をしたいのではないかと。

    なので、G社がストックに目を向けるのは、広告モデルが行き詰まってからになるような気がします。例えば2ちゃんねるが過去ログという「ストック」に課金するようになったのも、広告収入だけでは運営が回らなくなり始めてからのことだったと記憶してますし。

  3. ひがです
    2010 年 3 月 24 日 23:18 | #3


    私もこの雑誌購入しました。まだ全部読んでいませんが…
    新聞社関係の人間としては、複雑な胸中で読んでいます。
    ただ、記事では読売さんが元気ある…みたいに書いてありましたが、そうかなー?と疑問があります。あまりそういう話は聞いたことがありませんでした。
    あと、ストックの話は興味深く読ませてもらいました。1日だけのの新聞では、はっきりいって良くわからない記事が多いと感じています。新聞を毎日読む人は、過去の記事の経緯などもしっていて、今日載っていることがらも分かりますが、普通の人では読みにくいと思います。連載物を含め、ストックした形で提供されると読みやすいと私も思います。
    あと、最近テレビで既存マスメディアの危機に関する番組多いです。ここ2,3日で3番組ありました。1つは録画しただけでまだ見ていませんが、これから見ようと思います。
    是非、既存のメディアへの忌憚ないご意見お願いします。

  1. 2010 年 2 月 24 日 18:37 | #1
  2. 2010 年 2 月 24 日 18:44 | #2
  3. 2010 年 2 月 24 日 22:49 | #3
  4. 2010 年 2 月 25 日 14:15 | #4
  5. 2010 年 3 月 2 日 00:42 | #5
  6. 2010 年 3 月 10 日 23:39 | #6
  7. 2011 年 11 月 23 日 05:33 | #7
  8. 2011 年 11 月 23 日 14:43 | #8